表紙






先日、ラジオ出演させていただいた時、

ある質問をされました。

「なぜお金をテーマにした本を書こうと思ったのですか?」

という質問。2014年以降から、お金がテーマとなっている

取材が一気に増えました。





今までお金がテーマのものは、

「なぜかお金を引き寄せる女性 39のルール」

「Money Re-programming」

そしてこの度の「ワタナベ薫のお金の格言」

の3つを世に送り出しました。





最初の「なぜか・・・」の本は、2014年でした。

実は、お金テーマのコンテンツは、いつか世に出したいと

思ったのが、2010年。2009年に書いたゴールリストの

年収がすぐに叶い、このころ、当社のビジネスも

ちょいちょい波に乗ってきて、お金を気にしないで使える喜び、

学びに使える、他の人におごったりあげたりする喜びを味わい、

お金って、こんなにも可能性と喜びが増えるものなのか、

と実感していたのがこのころでした。





これを体験して、自分だけでなくて、

せめて自分に関わっている人だけでいい、

世界を変えるなんて思わないけど、

クライアントさんや読者さんたちもそうなったら

幸せだよね・・・と思った時に、どうしたらいいのか

考えて考えて考えていたころでした。





しかし、世の中ではとんでもないくらいの

お金持ちの方々がいらっしゃる中で、

私くらいの人間が、お金についてなんて書くのはどうだろ?、

・・・という、自分なりのお金の教育に関する抵抗もありました。

ま、タイミングがくるまで、トライアンドエラーを繰り返しながら、

それまでお金に関して、もっともっと体型的な知識を

取り入れておこう、と思ったのが、2010年でした。





それからというもの、自分の収入よりも

他の人の収入を上げることばかり考えていました。

特に、クライアントでそれを望む人が対象でした。

どうしたらいいか?と考えた時に、降ってきた答えは、

「お金の教育」ということでした。

私にできることがそれだとしたら・・・

という観点でその頃から模索していました。




その間、お金に関しても学び、と言っても世界の経済、

ということではなくて、お金持ちに見られる法則や、

心理学的な分野からのお金の思い込みを変えるトレーニング、

その資格を取るために通ったり、本を貪り読みました。





そして、2013年にある編集者から

「お金の本を出しませんか」と言われました。

まだ早いな・・・などのように考えていましたが、

これがタイミング!と何となく直感で思い執筆に取り掛かり、

2014年にお金の本を出したのです。





2015年に「マネー・リプログラミング」では、

豊かになる、という視点ではありましたが、

ありとあらゆる方面からの豊かになる方法について扱いました。

そして、今年2016年には、「なぜか・・・」の本より

さらに一歩踏み込んだお金の格言本を世に送り出しました。

二冊合わせて10万部以上も、お金に関心のある人々に送り出し

それが「お金の教育」になっていることを願っています。





ある程度の人数が増えてきた時に、

あちこちでも同じ現象が起きます。

人々の想念が現実を変えていくからです。





一攫千金数千万円、引き寄せました!という

大きなものでなくてもいいので、

ほんの数千円からこういうのは始まります。

そして、それを体感して、法則であることがわかると、

それが少しずつ少しずつ増えていきます。

そして、そういう幸せで豊かな人はどんどん増えてきて

その豊かさと与える精神の人々が増えていっています。





そして、豊かさの目的、というのは、

これは私の価値観になるのかもしれませんが、

分かち与える喜び、そして豊かな者はそうじゃない人々に

与える喜び、そうやってみんなが潤っていく、

循環するシステムを作るのが、豊かな人の務めであるような

気がしています。





生まれる前に、人生のシナリオを

前もって作ってきているとしたら、

貧しい人生を選んでこの世に生まれてきた人もいます。

「受けるより与えるほうが幸福である」この格言にある通り、

多くある人々は、そうやって与える喜びを、

発展途上国に暮らしているような貧しい彼らを通して

援助することで、味わわせてもらっているのです。





世界のベストセラー作家「神との対話」のニール・ドナルドは

こう言っていました。インタビューアーからの質問。

「何をしている時が幸福か?」という質問に対して、

彼は一瞬答えるのをためらっていましたが、こう答えました。





「ホームレスにお金をあげる時」といったのです。

貧しい者に、お金を差し出すのは、お金持ちの娯楽でしょうか?

そうとらえる人もいるかもしれませんが、彼自身、

ホームレスだったので、そういう意味ではないのは確かです。





循環です。(私が思うに)





もちろん、自らを満たすことは大切なのですが、

私たちの脳には「利他的な部位」があると言われています。

そうです。誰かのために何かをすることに「快」のスイッチが入る。

それが行動の動機になったりするのです。





自分をも満たしながら、そして同時進行で、

無理のないできるくらいでいいので、循環させていく。

この循環は、お礼を言われないどこかに流すとより効果的です。

お礼を言われ時に、その報いはそれで終わるからです。





お金は循環です。

貯めようと思えば思うほど、循環が滞り、

入り方もどんどん細くなっていきます。

「お金の格言」23にも書きましたが、




中身





「お金の動きは実におもしろい

 あるところにはもっと集まり

 ないところからは

 あるものまでなくなっていく」






・・・のです。

お金がある人は、気にしないで流せます。

お金があるからそれができるんだ、と言われる方もいますが、

お金がたくさんない方でも、ある分の中から、負担がない形で

与えればいいわけです。与える、とか流す、という

視点がないから、「あるものまでなくなってしまう」。





「お金がなくても、幸せであればいいや」、

と思う人には、お金がなくても幸せが叶いますように。

「お金が豊かにあって、幸せも欲しい」、と思う人は、

お金が豊かにあって幸せが叶いますように。

「大金持ちになって、自分も人々も幸せにしたい!」と

願い人は、大金持ちになって人々も幸せするその願いが

叶いますように。





「億万長者になって、

自分だけ豊かになって優越感に浸りたい!」

と思う人、それも叶うかもしれませんが、

それが、きっとその人にとっては、今生の生き方の中で

学びとなるかもしれず、そして虚しさも味わうこともまた

必要なのかもしれません。





豊かである日本の幸福度が、

全世界的に見て非常に低いのは、

(先進国内では最下位とも言われている)

お金や物が豊かになっていけばいくほど

心が貧しくなっていっている証拠なのです





私は、お金がない時期も長かったので、

豊かじゃないのはもう、いや、という感じなのですが、

しかし、お金があって初めてわかることは

やっぱりお金が幸せの最たるものではないこと。

(誰だって知っていることでしょうが)





だからと言って、お金を悪者にしたり、

お金を得ることにブレーキをかけたりする必要はないのです。

お金が入ったら、自分を満たし、他の人に与ればいいのです。





私の好きな聖書の言葉あります。

「肥えた牛を食べて憎み合うよりは、

 野菜の食事で愛し合う方がよい」






両極端にならないで欲しいのは、

だからと言って、貧しさがいいわけではないのです。

この聖書の言葉の前の文はこうなっています。

「貧しい人の一生は災いが多いが・・・」

貧しさは災いが多い、と聖書でも言っています。

お金はその災いを減らすのにも寄与します。





「お金の教育」というテーマの記事でしたが、

お金と本気で向き合った時にわかることは、

お金がどうこうではなくて、最終的にお金をどう使うのか?

お金が学びとなる、ということ、だと個人的に思っています。

今日からGWですね。楽しんでくださいませ。ではまた明日。




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