一般的に、愚痴や不平不満を言う、というのは、

あまり良いこととされていませんが、

愚痴や不平不満がすべて悪いわけではないと私は思っています。





誰だって、愚痴の1つも言いたくなったり、

自分と言うものをしっかり持っていれば、

自分の信念や価値観に反する事柄が、

軽くあしらわれたり、踏みにじられたりしたら、

不満の1つもでることでしょう。





私達は神様ではなく

人間なのだから。






もし、愚痴や不平不満を言うことに悪影響があるとしたら、

長時間それに負の感情を持って浸り続けること

グチグチグチグチ・・・と言い続けること。





実は、あまり言葉自体には力がありません。

言霊(ことだま)って言われますが、字のごとく

言葉に霊、つまり魂、感情がこもったときこそが、

言葉の威力を発するもの。だから、吐き出した後に、

スッキリしていたら、悪い言葉たちであっても、

消化されて、浄化されて、そして昇華されるのです。





そして、別な危険なことは、

何にでも不平不満ばかり持っていて、

人のあら探しばかりしていて、重箱の隅でもつつくように

または、揚げ足取るようなことばかりしていて、それを

誰彼にいつも言っている状態だと、表情にもその不満が刻まれて、

不満顔が仕上がるくらいそこに浸っていること。





そう、愚痴も不平不満も

誰彼に言っていると危険なのです。






心許す人に打ち明ける、もしくは打ち明けたら、

笑い話にするとか、または、黒い毒が吐き出せたわけだから、

聞いてくれた相手に感謝で締めないと、聞いている人に

重くて黒い空気を吹き込んでしまうことになるわけです。





話しておきながら、ため息で締めたものなら、

もう、相手に本当に失礼であり、相手をゴミ箱代わりに

つかったようなものなのです。





だからこそ、吐き出した時に、

その負の感情は完了させておくべきなのです。

完了させることができたのは、自分のおかげではなく、

相手のお陰です。感謝しましょう。

聞いてもらったお礼に夕食ぐらいごちそうしたいものです。

カウンセリング受けたら、1時間1万円以上ですからね?





○○ちゃん、聞いてくれてありがとう!

あなたのおかげでなんかスッキリしたー!






人は、脳内に利他的な部位があるそうですが、

人が喜んでいる、とか、自分が役に立っている!

と知ると、モチベーションがあがるそうです。

ですから、愚痴や不平不満でも相手が元気になった時に、

自分が役立ったことを喜ぶことが出来るでしょう。





私も愚痴を言う時もありますし、

不平不満が口から出ることもあります。

しかし、大切なことは、人を選んで言う、

口の堅い人、信頼のおける人、そして、自分の波動と合う人に言う。





そして、私もまた聞き手になることもありますが、

吐き出した後に、笑いに変えられる人、スッキリする人、

前向きになる人、そういう人の話は聞いていても疲れません。





自分が何をいつも言っているか、ちょっとだけ

クチビルに、見張り番を立ててもいいかもですね。