失う、というのは一見、

マイナスのイメージがあるかもしれません。





恋人を失う

配偶者を失う(離婚)

若さを失う

立場を失う

健康を失う

家を失う

お金を失う

仕事を失う

友を失う






失った時は、悲しかったりつらかったり

苦しい思いをしているかもしれません。

その感情もしっかり味わうことも人生においては大事な経験と言えます。





しかし、失うことは、新たな何かが入ってくると言うこと。

つまり、また新しい経験ができるという喜ばしい前触れでもあります

スペースがあけば、そのスペースは埋められる、というのが法則です。





中には、失っても入ってこない場合もあります。

まず最初に入ってこない場合についてお伝えします。





例えば、恋人と別れたとします。

スペースが空きましたので、次なる恋人が

出来てもいいはずなのですが、なかなか出来ない場合、

きっとその人の視点は、まだその恋人にあるか、

またはその恋人への愛情、憎しみ、怒りなどで、

自分の隣にいない彼への気持ちでいっぱいになっている場合は、

なかなか次の恋人ができません。意識がどこに向いているか?なのです。





では、逆に、失ったらすぐに入ってくる人の

特徴とは何でしょうか?それは・・・





早く立ち直り、次なる恋人が出来やすい人、というのは、

もう、以前の彼に決着をつけて、前を向いた人。

自分の意識と思いは、『今この瞬間』または『未来にある場合』

もし、恋人が欲しければまたできます。





仕事を失ったとしても同じです。もう、前を向くのです。

前を向くとはそのまま文字にすると、

前向きになる、ということ。





昨日のブログの記事でも書きましたが、

いい意味付けをし、自分をうまく納得させて

前に進もうとした時に、スペースはまた埋まって行くのです






仕事を失っても、

「もっと自分にふさわしい仕事があるに違いない」

「ご縁がなかったのだ」

「この職場では大分成長させてもらった」

などのように、前向きに意味付けし、視点を

今と前に向けた時に、ふさわしい仕事も入ってきます。





簡単に言うと、失ったものに執着せず、

流れに身を任せてしまう事でもあります。






新刊「人生が思い通りになるシンプル生活」の本の

31ページには、「手放すと入ってくる」の法則について書きました。

それと原理は同じです。





本文をちょっと抜粋して記事に書きますと、

人々は失うことを恐れすぎています





例えば、ある人は健康を失ったとします。

何が入ってくるでしょうか?

それは、健康のありがたみ、家族との絆、失ったけど

自分に残っているものへの感謝の気持ちなど。





また、ある人は、仕事を失いました。

何が入ってくるでしょうか?

働けることへのありがたみ、職があることは

当たり前の物ではなかったこと、そのあと

努力してスキルを磨き、起業し成功するかもしれません。





離婚で配偶者を失ったかもしれません。

その事で、相手を思いやる気持ちの大切さがわかったり、

経験値があがり、もっと素敵な人に出会えるかもしれません。





失っても、自分の経験値があがり、

それをちゃんと消化して教訓にし、そして前を向けば

空いたスペースは何かで埋められる事でしょう。

マイケル先生もこう申しております。





しかし、失ったものをずっと見つめていたり、

空いたスペースに負の感情をのせて

ずっと眺めていたりしては次なるギフトはやってきません。

そのことに自分で気付かない限りは、いつまでも

その場所に居続けてしまいます。






もし、今あなたが失ったものに意識が向いているなら、

一刻も早く消化してください。いい意味付けをして、

前を向いてみてください。そうするとあなたの望むものは

そのスペースを埋めてくれることでしょう。





私も、昨年から、色んなものを手放し、失い、

しかし、時わずかにしてすぐに何かが入ってきてます。

そして、それらは失ったもの、手放したものよりも

遥かに自分に取って過分なものが・・・





コツがわかると、長く失うものに意識を向けないようにできます。

随分と周りからの助けも頂きました。それもまた

自分にとっては大きなギフトでした。





失うというのは、ネガティブなイメージかもしれませんが、

しかし、経験値が上がるわけです。別れも同じです

離婚などはバツがつくといいますが、一緒にいたくもないのに

嫌々一緒に暮らして楽しくないほうが人生の中ではバツでしょう。

(極論、それも貴重な経験なのですが)





人生の中で別れもありますが、それは出会うためでもあります。

失うことも、別れることもネガティブなことではありません。

いいことだけが経験ではなくて、自分にとっては

うれしくないこともこれまた、時間が経てばいい経験。





そんな風に思えた時に、

生きてるって素晴らしい。

生きてるって楽しい。

すごい!ラッキー!


と思えてくることでしょう。

それではまた明日。