先日、初めてお花屋さんでヒヤシンスを買ってみた。
記憶と言うのはすごいもので、ヒヤシンスを見ていたら
小学生の時の、球根栽培を思い出した。
記憶を辿り、ヒヤシンスの球根を栽培をしている
小学生の小さな自分を思い出し、その球根から芽が出る喜び、
花が咲く喜びを思い出していた。感情までもがよみがえる。
ヒヤシンス、そういうえば可愛いと思ったな、とか
朝一で、ヒアシンスを見に行ったっけな、とか、
いろんなモヤがかった記憶のフィルムが、１枚・・・
また１枚と脳内に浮かびあがってきた。
充分、ヒアシンスの栽培思い出を堪能した後、
驚いたことがあった。その記憶遊びを終らせようとした
最後の最後の瞬間に、その小学校の授業でやっていた水栽培は
ヒヤシンスではなく、
クロッカスの球根であることを
思い出したのだ！！
めちゃ驚いた。
記憶のブラウン管（古い！笑）には、ヒアシンスが登場していたのにだ。
記憶の連結は非常に曖昧で虚偽のストーリー。
新刊「人生が思い通りになるシンプル生活」の第２章
思考の転換術の中の「過去なんてどうでもいい！
過去の縛りから自分を解放する」の中にも書いたが、
過去の記憶はすべてウソのストーリーである。
ズルいくらい幸せな人がやっている 人生が思い通りになる「シンプル生活」/マガジンハウス
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記憶は全部自分で作った妄想ストーリー。
ちょっと拙著から抜粋しながら説明すると、
人が記憶をする時に脳内では何をやっているかというと、
自分のフィルターを通して見たいものだけ、取り入れたいものだけ
取り入れているのに加え、その入ってくる情報を
自分の都合のいいように、受け取りやすく歪曲している。
自分が食べやすいように、適当に好きな調味料入れて
調理しているように。
さらに、適当に、自分風に省略もしている。
なぜなら、全部の情報を取り入れるのは無理だし、
自分の理解したいようにしか理解しないから。
さらに、これまでの自分の過去の経験の
パターンみたいなものがあって、
そのパターンに上手に当てはめて記憶している。
自分の常識とか思い込みみたいなものにあてはめて・・・
過去の辛かったと、今思い込んでいる経験も
実は、勝手に作り上げたストーリー、または
記憶の改ざんをドンドンしていき、
悲劇のヒロインを作り上げている。
拙著の中の驚きな例を読んでみて欲しい。
それぐらい歪曲されて記憶されているのだ。
見たもの（視覚情報）、聞いたもの（聴覚情報）は
自分のフィルターを通して、勝手に取り入れたり、
取り入れなかったり、見たいように見たり、
読みたいように読んだり、理解したように理解している。
ある成功者の書いた自伝を、自慢話ばかりして、ととる人も入れば、
事実を述べている、素晴らしい経験だ！ととる人もいる。
人間ってそういう意味では、自分勝手に情報を形を変えて取り入れてる。
余談だが、ある情報はフィルターを通せず、
ダイレクトに脳に届く情報がある。それなーんだ？
それは、臭い、嗅覚情報。
臭いだけは、フィルターを通せず、そのまま記憶してしまう。
ある香りを嗅いだ途端、幼少の頃の夏休みを急に思い出したり、
または、ある香りは別れた彼氏を思い出し、急に切なくなったり・・・
だから、合成の香りには気をつけないと、
脳にダイレクトに行ってしまうので、バカになる 笑
私は基本、合成の香りが苦手だ。なのにーーーーー！
ダウニーの香りだけは、いい思い出があって好きなのだ。
すごい合成の香りなのに 笑
『快』な体験をした時に、そのダウニーの香りがたまたまあった。
だから、ダウニーに『快』の気持ちがアンカリングされてしまったのだ。
アンカリングとは簡単に言うと条件付けみたいなもの。
私は、合成の香り、ダウニーの香りを嗅ぐたびに、気分がよくなる。
さて、香りと言えば、ヒヤシンス…って、いい香り。
50年近く生きていて初めて知った。
こんなことすら知らないなんて、世の中知らないことだらけ。
知らないことに出くわすと、謙虚にならされる。
ヒアシンスさん、教えてくれてありがとう、って感じだ。
一回の人生でわかることって、ほんの1%にも満たないんだろうな。
だから、何回も人間やらなきゃならないんだろう。
ヒヤシンス一輪でいろんなことがめぐるこの思考が案外好きである。
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今日は日帰り出張、東京です。
先日のラジオ、ご紹介するのスコーンと忘れてしまってました。
今日も、ラジオ収録３本です。今度こそは告知忘れないようにせねば。
関東圏だけの放送となります。スマフォでラジコがあれば、聞けますね。
あとは雑誌の取材です。取材って楽しいので楽しみです。
楽しいGWを！また明日。