昔の私は、不幸体験した時に、

自己憐憫に陥る傾向がありました。

自己憐憫と言うのは簡単に言いますと、

自分で自分をかわいそうだ、と強く思う気持ちのようなもの。





言葉を変えて言えば、今日のタイトルである

「悲劇のヒロイン」のような感じにまるで起きた出来事を

ストーリーのように、何度も何度も、その「私のかわいそう体験」を

思い出したり、そして誰かに語ったりしてしてました。

大変だったね、と言われたかったのでしょう。





もし、その傾向が自分にもある、と思われたあなたは、

そういう時の自分は、どこに目を向けていると思いますか?

自分って不幸だと思った途端、今後何が起きると思いますか?





そう、もっともっと悲劇が自分に起きてきます

脳は、自分の興味のあることを拾おうとする傾向があります。

つらいこと、苦しいことを何度も何度も話し続けていると

あなたの脳は、もっともっと苦しいことを探そうとします。

そして、まさにそのようなことが身に起き、

自分って世界一不幸せ者なんだと思うようになるのです。






そしてその状態が好きなので、いつまでもそれを誰かに話し続けます。

何度も話し続けると、だんだん、そこに感情が乗ってきます

演劇で演じる人が何度も何度もそれを演じ続けると、

最初の時よりも感情が込められ、迫真の演技ができるのと同じように・・・

ウソの作り話でさえも、感情が乗っかって何度も話し続けると、

脳は、それは現実の出来事、と取ります。





もう、自分を憐れむのをやめてみましょう。

あなたはかわいそうではないのです。






人生のつらいこと、苦しいこと、逆境試練、

全部全部、あなたがもっともっと強くてしなやかで、

人として成長するために、経験しなければならないことが

自分の身に起きているだけのことなのです。






病気も、借金も、愛する人との別れも全部全部、

あなたがそれを乗りこえられるから、そこから学び、

強くなれるからこそ起きる出来事なのだから。





誰にでも、似たようなことが起きます。

何もなくて平安なのが幸せ、と思うかもしれませんが、

決してそうではありません。





何も起きなくても何かが起きても、

私たちは、見方一つで成長することもでき、見方一つで、

自分を悲劇のヒロインになって泣いて暮らすこともできます。

簡単な質問ですが、あなたはどちらでありたいですか?





もし、前者であるならば、答えは簡単です。

あなたはかわいそうではない、ということ。

その経験により、人間力アップ、女子アップ、

強くてしなやかな人間になる、一つのツールです。

その攻略をあなたがすることを神様は望んでいます。





もし、逆に、あなたのつらい状況を誰かに話して、

その誰かは、あなたをかわいそう・・・と言ったら、

それを喜ばないでください。あなたはかわいそうではないから。

「つらかったね」と「かわいそうね」とでは意味あいが違います。





つらかったかもしれませんが、かわいそうではないのです。

つらい気持ちを早く昇華するためには、

そのつらさを思う存分味わって、誰かに話すなり、

紙に書き出すなりして、消化する作業をまずして下さい。





そのあと、心が軽くなったら、

もうそのことに目を留めるのはやめること。

「経験値があがった」と捉え、その問題を昇華させてください。

出来ることなら、笑い話にさえいつかしてみてください。





人はそうやって強くなっていくのです。

私も大分強くなりました。

試練を送り込んでくれた主に、心から感謝の気持ちさえ沸いてきます。

そして、試練のさなか、私を支えてくれた友たちへのご恩は一生忘れません。

すべて、貴重な経験でした。愛も憎しみも、信頼も・・・





どうせ、ストーリー仕立てにするなら、

あなたという主人公は悲劇のヒロインではなくて、

正義のヒーローであってください。苦しかったことを

あとで誰かに笑い話として伝えられるように、おもしろおかしく

そのストーリーを作り上げ、最後に教訓で閉める。

そう出来た時に、それは、思い出しても嫌な経験ではなくなります。





さて、今日は、札幌に出張でして、明日ラジオの収録2本あります。

方向ド音痴の私が、はじめて一人で札幌に行くのですが、

飛行場から札幌駅まで一人で行けるかどうか少し不安・・・

ま、「はじめてのおつかい」の気分で人に聞きながら行きたいと思います。

まず、券売機で切符買えるかどうかが心配・・・←ええ、アホです。





なんか札幌は、相当寒いみたいですね。

仙台も昨日は雪が吹雪きましてね、

我慢してスプリングコートなんて着ていましたが、

札幌は、まだダウンとか着てもいいのかな?

温かい恰好に越したことはないですね。

では、明日の更新は札幌からになります。

また明日~。