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以前、名古屋のお茶屋さんのお話はブログに書いた事があります。
自分のために丁寧にお茶を淹れてみる、ということ。
拙著の中でも、自分もてなしということで、
一杯の珈琲を淹れる時に、自分のために一番のお気に入りの
カップ&ソーサーを使って、まるで客人をもてなすかのように
自分をもてなしてみる、ということをお勧めしています。
毎日じゃなくてもいいのですが、
毎日、100圴のマグカップに、適当に淹れる珈琲と、
自分の好きなカップ&ソーサーで飲む珈琲の違いを味わってみてください。
珈琲を入れる時も、心だけじゃなく、魂を込めてみる。
それは最愛の人に、おいしく飲んで欲しいとの気持ちを
込めるかのように、常日頃がんばっている自分に
最高の珈琲を淹れるかのように、バカ丁寧に淹れてみる。
豆を計って、挽いて、そして、淹れる前に、
デカンタもカップもお湯で温めておき、
そして、お湯を注ぐ時も、魔法使いのように
「おいしくな~れ~、おいしくな~れ~」と念じながら。
そうすると、ウソのように聞こえるかもしれませんが、
味、本当に変わります。常々申し上げていますように、
水は記憶する性質がありますので、気持ちを込めて声に発した時、
そのバイブレーションは、珈琲に伝わります。
お母さんのにぎったオニギリが美味しいのもそうです。
手から「おいしくな~れの氣」が出ているから。
女性は、時間をかけてなしとげたことに価値を感じる傾向があります。
スキンケアも、なぜかオールインワンに満足せず、
面倒な行程をしたい女性が多いのもそのため。
また時間をかけてせっせと編み上げたセーターに満足するのも女性。
男性は、わざわざ編まなくても既製品買えばいいじゃん?ってなものです。
コツコツと煮込んだスープを作るのが好きなのも、ガーデニングで
草花のお世話をするのが好きなのも女性が多いです。
さて、「自分にお金をかける」
ということを勧められることもあります。
それは、自分を大切にしている感覚が芽生え、
それゆえ自己肯定感が高まったりする、という効果があります。
それと同じく、時間もお金と同じくらい貴重なもの。
その時間を自分にかけて自分を丁寧に扱うことによって、
自己肯定感が高まっていくのです。
珈琲を丁寧に淹れることだけではありません。
バスタイムをゆっくり取って、瞑想の時間を設けたり、
または、マッサージをゆっくりと、いつもがんばっている自分に
声をかけながら感謝を言いながらしてみることとか。
いつも雑に書いてしまうノートなども、
これでもか!っていうくらい時間をかけて丁寧に書いてみる。
いつも早口にペラペラとまくしたてるように話してしまうかもしれませんが、
のんびり、一言一言ゆっくり噛みしめて話をしてみる、とか。
特に感謝の言葉はゆっくりはっきり心をこめて・・・
贅沢に時間を自分にかけてあげられる事は、
本当に幸せな気持ちにさせてくれるものです。
静かに流れる感覚が自分を癒し、幸福感を高めてくれます。
日々忙しく過ごしている時ほど、
ちゃんと丁寧に何かが出来る時間があると
そこに幸せを感じるものです。
ゆっくりと流れる時間を楽しみつつも・・・
今日は、何に時間をかけてみますか?
それではまた明日。