出張の時は、必ず何か本を持ってきて、ホテルで読む習慣があります。

昨日の朝はバタバタしていて本をゆっくり選んでいる暇がなく、

本棚をななめに見て、目についた「運を強くするヒント」

(PHPくらしらく~る12月増刊号)とっさに持ってきました。






表紙






で、パラパラとめくっていたら、びっくりする記事が。






BOOK






え?ワタシ?

人気メンタルコーチが教える、

あなたの『運』をよくするBOOK


と言う記事が。私、執筆したっけ?






昨年は、雑誌やポータルサイトの取材や執筆が多くて

何を書いたか、何に出たかなんかもすっかり忘れていた状態。





しかも、私、この仕上がった記事を読んでいませんでした 笑

で、そういえば皆様に他の方の本をご紹介する機会がなかったので、

この機会に、この冊子からご紹介したいと思います。

一応、運を良くする本とあったので、運別で。






■対人運が上がる「人を動かす」D・カーネギー(創元社)

他人視線で物事を見る、ということを知る事ができます。




■金運が高まる「私の財産告白」本多静六(実業之日本社)

職業の道楽化とコツコツと確実にお金を築く方法について書いてあります。

スピは一切なくて、かなり現実的な本です。




■美容運がUPする「世界一の美女になるシークレットレッスン」

イネス・イグロン(主婦と生活社)

眠っている美女の種を自分で発掘して、自分で美を育てることについて。




■人生運がよくなる 

「それでも人生にイエスと言う」V・E・フランクル(春秋社)





このヴィクトリー・フランクルの本についてこの冊子の中から、

引用して今日は記事にしたいと思います。





イエス



それでも人生にイエスと言う/春秋社

¥1,836
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ヴィクトール・フランクルは、第二次世界大戦下、ナチスによって

強制収容所に送られた生き証人です。私は、今から7年ほど前に、

ドイツの強制収容所の見学をしたことがあったのですが、

そのとき、「生きる意味」について何度も考えさせられました。





ガイドさんに案内されながら収容所を見た時に、

「生きる意味などない!」という気持ちにさえなりました。

それはあまりにも悲惨で残酷なところだったからです。





しかし、その後に出会ったフランクルの本、

見方が180度変わった瞬間でした。





「なぜ生きているのか?」

「生きる意味は何だろう?」と

私たちが人生の意味を模索したり、

人生に意味を見いだそうとするのではなく、

むしろ私たちが人生に

「生きる意味を問われている」立場にある、


という逆説的な思想に心動かされました。





つらいことがあったときに、

「自分がそのことから人生に何を問われているのだろう?」

という思考が身に付き、学びにフォーカスできるようになったのも、

この本のおかげです。例え問われていなくても意味付けとして

納得できるものなら、大いに考えてみる事をおすすめしたいです。





本の表題「それでも人生にイエスと言う」

(英語のタイトルは「Man's search for meaning」)

という言葉は、それを声に出して言っただけで、

力が沸いてくる、魔法の言葉だと私は思っています。





「それでも人生にイエスと言う」は

児湯製収容所で歌われた一節だそうです。

いつも死と隣り合わせにあった彼らが歌っていたその一節は

私たちの生きるパワーになると感じています。





幸せは求めるものではなく、ただの結果。

どんな人生でも自分で答えを出した時に、

力強く生きられる事を教えててくれた一冊です。

私の人生に影響を与えた本の中に入るおすすめです。





フランクルの経験を思いめぐらした時に、

私たちが直面している問題は大小の差はもちろんありますが、

死を思う時に、そんなに大きな事ではないのかもしれません。





もちろん、死よりも大変なのは生き続けることだったりもしますが、

今の問題は、もし、もしですよ?神様から与えられた課題だったとしたら

一体何を学ぼうとしているのか?もしくは、人生にそれを問われているとしたら

一体なんだろうか?と考えてみると、また違った視点があるかもしれません






今日の記事から何か拾える点があるとしたら何でしょうか?

では、また明日の訪問もお待ちしております。

寒い日々が続いております。ご自愛下さいね。