私のクライアントさんには、経営者も多く、
そして、これから起業をされる方もとても多いです。
コーチングセッションに加えて、起業相談を受けることもあります。
当ブログの読者さんの中にも、
リーダー的なお立場の方やこれから起業し、
チームを作ってビジネスをされる方なども多いので、
今日はそれに関する記事を。
努力しなければ、何かを得られない、とか
勝ち取れない、と思い込んでいらっしゃる方は、
何かを目標達成した時に、それを得たのは自分の力だと思います。
これは別に悪いことではありません。
努力が何かをもたらすことはあるからです。
しかし、多くの成功者は、力むことなく
ただただ目の前にあることを楽しみながら行い、
そして、いつの間にか欲しいもの到達したいことも
楽々とらえていることがあります。
そして、そのような人はこういうのです。
「ホント、皆さんのお陰なんです」とか
「運がよかったんですよ～」と。
つまり往々にして、本当に謙虚なのです。
自分の力で得た、と思っていないからです。
お陰様の精神をいつも持っています。
前者の人々、努力で何かを勝ち得た人の中には
他の人にも努力を強いたりする人もいます。
なぜならば、自分は努力で勝ち得たから、
あなたもそうすれば、成功できるよ？
なぜあなたはそれをしないの？した方がいいよ、と
自分の価値観と自分のやり方を押し付けてしまう人もいます。
こういう人が組織のリーダーになってしまったら、下の人たちは大変。
リーダーと同じことを求められてしまうので。
そして、部下たちはそのようなリーダーについていこうとはしません。
そして、成功には努力が必要、と思い込んでいるので、
その思い込みは現実化します。力を抜くと追い抜かれる、
力を抜くと、ダメになる、努力しないと何も得られないと・・・
成功の方法は人の数ほどあって、いろんなやりかたがあります。
何かを勝ち得るのに努力が必要、と思い込んでいると、
努力しない自分はいけない、とか努力しないで
何かを軽々と得てしまう人を見たときに、苛立ちます。
一昔前は、努力が美徳でしたし、
努力する人＝真面目で誠実な人、ととらえられていました。
もちろん、今も高く評価されていると思います。
私自身も、努力家を見ますと、すごいな～とやっぱり思います。
なぜなら、私は努力が好きではない、しかも努力が続かないタイプだから。
ま、イチローは才能もあったかもしれませんが、
努力のお人です。彼を見ると清々しい気持ちになります。
しかし、彼の努力は、「野球が大好き」というベースがあるので、
その努力は苦しいもの、というよりもやりがいのあるものだったでしょう。
がんばり屋さんは、力を抜き方がわからなかったり、
完全主義であろうとします。もちろん、自分一人で
それらをやるならいいことでしょうが、人にそれを強いたときに、
努力が苦手な人や、そんなに強くない人、そして、真逆な人は
疲れてしまうかもしれません。
自分のやっている努力に加えて、手にする成果は、
周りの人のお陰である、と本気で思えたときに、流れが変わり、
他の人に成功させてもらっている、ということに気付くでしょう。
今、自分が手にしているもの、
得ている立場、収入、幸せは、
自分一人で勝ち得たものではありません。
誰かによってもたらせられたものなのです。
あなたは何を得ていますか？
誰によってそれがもたらされましたか？
これを理解した時に、もっと楽に、そして
もっと欲しいものが簡単に手に入ることでしょうし、
そして、もっともっと大胆な願いをも簡単に
とらえることができることでしょう。
さて、この記事の一番最初の画像をもう一度ご覧ください。
木がどんどん上に上に伸び、成長しています。
木は自分が成長できたことをこう言います。
「僕が成長できているのは、太陽のおかげそして、雨のおかげ。
土壌が肥えているおかげだから、ミミズ君のおかげでもある。
そして、土壌が肥えているのは、みんなが葉っぱを落としてくれて
それがよい土壌を作ってくれているから、みんなのおかげ。
そして雷がなって、それによって窒素が出来て、
それが僕を成長させてくれているおかげ。
僕はひとりで大きくなれたわけじゃなくて、
みんなのおかげで成長できたんだ！」
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