今から、5、6年前に、東京に泊まりがけで

プロトコールマナーを学びに行ったことがありました。





指定の貸事務所に行ってみたら、女性数人で

何やらちょいともめ事っぽい感じになっておりました。

マナー講師の女性を、私はHPでしか見たことがなかったのですが、

とてもキレイなお方だったので、どのお方かすぐにわかりました。

そのマナー講師の先生にある女性二人が、あーだこーだ、と

なんだか責められているようにも見えました。





入り口で、スーツケース片手に、その様子を

口開けてポカーンして見ていた私にマナー講師の先生は、

「あ、ワタナベさんですか?寒いのでどうぞ中にお入りください」と

おしとやかに、案内してくださいましたが、状況をみたら、

なんか落ち着いて座っていられない感じ。





話を聞いてみると、その日の同じ時間、貸し会議室が

他のところとバッティングしてしまったようです。

マナーを学びに来ていたのは、私ともう一人の女性。

先生にあーだこーだ言っていたそのお二人は、

興奮しながら私たちをチラッと見て、

「こっちは6人も来るのよね。そちらはお2人ですもんね」

と、全く人数の関係ではないのですが、とても興奮していらっしゃる。





結局、誰が悪いわけではなく、その事務所を貸しているオーナーさんが

バッティングして入れてしまったので、そのお方の責任。

マナー講師の女性は、そういう大変で慌てた状況でも、

落ち着きを放ち、「まぁ~・・・どうしましょう・・・」と

非常におっとりと対応していました。





私なら、どしよ?どしよ?オロオロオロオロ(;゚Д゚)

ってなると思うのですが、見事に落ち着いているのです。





しかも、その場所は銀座のど真ん中。

そんなに簡単に貸事務所がすぐに見つかるとは思えません。

マナー講師の方も、数件電話で問い合わせしていたみたいですが、

どこも空いていなくて、それでもおっとりと、「どうしましょう・・・」と

優雅にかんがえていらっしゃいました(笑)





気迫で負けたのか?2人対6人という受講生の人数で負けたのかは

存じませんが、私たちがそこを立ち退くことになりました。

寒い冬空の一月でした(遠い目・・・)





マナー講師の先生は、「私の自宅でやることにいたします。

タクシーにて移動ですが、よろしいでしょうか?」と私たちに聞き、

私たちは、いいに決まっているわけで、六本木ヒルズまで行くことになったのです。





先生のマンションに行って、口がポカ~ン。

一日何回ポカーンしたらいいのでしょう?(笑)

かの芸能人が、わんさか住むあのマンションに通されたのです。





そして、お部屋に入ってみたら、さっきの銀座の小さな貸事務所よりも

何倍も広いリビング、そしてヨーロピアン超の高級家具、

見たこともないようなデッカなテレビ・・・という、

テレビで見る「社長のお宅訪問~!」みたいなところに通されたのです。







先生の家のイメージ画像





マナー学ぶのだったら、さっきの事務所でやるよりずっと雰囲気でるわ・・・

と心の中でつぶやいたと思ったら、隣にいた女性に

つい、言ってしまっていました 笑 彼女も激しく同意。





・・・ってここが要点ではありませんです。





普通の人ならば、超あわてるであろう場面で、

あの落ち着きを放っていられるその品格。

品格ってハッキリ言って、インスタントじゃないのです!





もちろん、何も話さず、動かず、ジッとしていて数時間、

背筋伸ばして口角上げていれば、何となく、

品格っぽいものはできあがるのですが、

本当の女性の品格は、普段の生活の時、緊急時、さらには、

怒るような場面にて表れるものなのです。





だからと言って、こりゃアタシには無理だわ・・・と

諦めたら進歩もないわけで、まずは、外側からだけでも

品格ある立ち居振る舞い、態度、物の持ち方、話し方などの

スキルは、一生物の宝となるので、時々立ち居振る舞い講座や

マナー講座に出席することや、または、本やDVDなど、

自分で学んでみるとか、何かしらしていないと、

人前に出た時に、自信のなさが表れてしまいます。





そして、品格がある場所に身を置くと、周りの人々の

振る舞いに同調もしたくなるのです。





自信のなさは、背中にも表れ、胸を張ることができませんで、

オーラが小さくなってしまいます。常日頃のトレーニングを重ねていき、

ついには、上記に出てくる先生のように、超慌てる場面でも、

余裕で「あら・・・どうしましょう?」と優雅に言えるようになりたいものです。





正直、上記の場面で、先生に食ってかかるかのように、

早口でまくし立てるかのような話し方を見た時に、

女性として勝負あり!との印象を持ちました。





あ、かといって、食って掛かるかのような熱い女性も好きですが、

あの場面で、もし先生が同じ土俵に立って、彼女たちのように闘っていたら、

「このマナー講師を選んでホントよかったのかしら?・・・」と

不安になっていたかもしれません。




ということで、女性の品格は緊急時に真意があきらかに

なるんだわね~、の感想でした。常日頃の立ち居振る舞いを

気をつけて行きたいものですね。





では、また明日~。

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