なんのこっちゃ?のタイトルですが、

今日はちょっと独り言だと思って読み流していただければ、と思います。




「言い切ることがない」というのは、人の心理的な部分に関して、

そして、個人の潜在意識や性格に対して「あなたはあーです。こーです」と

私は、相手に言い切ることはまずない、という意味です。




人の心理に関して、あっちこっちと、もちろん学んではいますが、

私はタイトルにあるように、人の心理状態の原因や傾向などについて

相手に対して言い切ることはありません




実は言い切ることほど簡単なことはありません。

自分の見えたことや感じたこと、主観をただ伝えるだけだから。

あ、今日は複雑な心理的なことに関してですからね。




心理的な事に関しては、本を読んだ程度とか、

大学で心理学を専攻していた、とか、

NLPやら心理学をどこかで学んだとしても、

こればかりは、人の心理状態は1000人入れば1000通りですし、

人の心理や潜在意識に関しては全く事情が違うもの。

過去のその人の曖昧な記憶やら思い込やら、フィルターやら、

いろんなものが重なり合ってできている心なわけですから。




例えば、心理学で名を残したような人々で、

その教えを理論化したり体系化してきたとしても、

それは仮説の場合がとても多いのです。で、あるならば、

ちょいとかじった程度の人が相手に言い切る、というのは

ちょっと危険があるような気がするのです。




もし、「人の心理ってこうなんです!だからあなたはこうなんです!」

と言い切ったら何が起きると思いますか?

それがリーダー的な人の言う事なら(つまり影響力のある人や

強い言い方の人の場合)フォロワーである人々は思考停止して、

「そうなんだ~」とか「だから私はこうなんだ...」など、

自分の直感を鈍らせ、探る事もせず、そのまま

鵜呑みにしてしまう危険をおかす事になってしまうのです。



ましてや、そのリーダーが自分の主観で、

他人の悪口を言ったり、嘘を言ったりしても

いつも信じている人は、丸鵜呑みして

その偽りの証言をそのまま信じてしまう、

という危険さえあるのです。




これはよくある話で、そして、8割9割の人は

盲目的にその人を信じてしまう、ということが起きるのです。

物事を一方からしか判断しない人々が多いのです。



よっぽどこの道、ウン十年の経験と見極め力、

個人のセッション数、多くの人々の心理状態に触れ、

多くの人々を見てきた上での判断であっても、

傾向は言えたとしても、確実なものは何もないのです。




$美人になる方法




知識は取り入れれば取り入れるほど、また専門的に学べば学ぶほど、

怖さがでてくるのものだと実感しました。私の場合ですが。

そして、知れば知るほど、無知でわからない事が多い、

ということが認識できて慎重になったりするものです。

そう、何がよくて何が悪いかはわからない、ということ。




Aさんにとって良かった方法が

Bさんにもとっても良い方法とも限らない、ということ。




知識は机上の空論であり、また自分の経験は自分だけの経験であって、

それは立証されている訳ではないんですよね。

例え、数人のクライアントさんが実証しても、たったの数人である、と言う事。




個人セッションを行っていてわかる事は、全員違う、ということ。

型通りの知識に当てはまる事など何もないのです。

なので、心理を扱う人間はもっともっと慎重にならなければならないな、

と個人的に思っています。




「慎重になり過ぎていたら、いつまでたってもビジネスになりません」

というのもわかるのですが、人の心理を扱う、ということは、




人の「命」を扱う事、

人の「人生」を扱う事である、





と言う認識がプロ意識であると、個人的に思っています。

maglieさんがおっしゃる、人の肌を扱うのも同じ。

肌も千差万別。知識と実績がないのに自分の経験だけで

見切り発車してしまっては、他の人の大切な肌を

取り返しのつかないことにもしてしまう危険性があるから。

人の人生も心理も同じ。




私の以前のクライアントさんで、パニック障害の方がいました。

コーチングセッション中に、彼女の力で改善していきました。

彼女は自分で改善することができたのです。コーチングはきっかけに過ぎません。

もう、私には完治したように見えていました。

数年間、パニックは起きる事もありませんでした。




しかし、その後、潜在意識を扱うある方にセッションしてもらって、

その直後、パニックが再発したのです。触れてはいけない部分に

触れてしまったのでしょう。病院に行き、医者には怒られ、また薬生活です。

治っていたのに、安易に心理的な部分や潜在意識に入り込んで

何かをした結果、駆け込んでくる人が多い、と。




例えば今はコーチングは流行りの時代に来ているかもしれません。

それに乗っかって、資格産業と言われている機関が

質の悪いコーチをたくさん養成しています。

コーチング倫理を全く知らない人でさえ、

コーチを名乗っている人も多い時代です。




あるコーチングトレーニングの機関を卒業するには、

100人のクライアントをコーチングしなければ

卒業できないところもあります。また、ICF(国際コーチ連盟)

認定のプログラムでは、一番最初の資格を取るのにも、

〇〇時間以上のセッション数と〇名以上のクライアント、

そしてペーパー試験が受からないと資格はもらえません。

その後の資格を維持するためにも、セッション数やトレーニング時間などの

要求をクリアしないと、更新すら出来ないのです。




それ以上の資格は、20名以上や、50名以上と言った

要求があります。高い要求が求められているのですが、当然のことと言えます。

しかし、一つ言えることは、心理を扱う人間が一番わかっていなければ

ならないことは、相手の中に答えがあることを信じる事と、

自分で答えを与えない、ということ。




答えを与えるのが実は、一番簡単な事で、

幼稚園の子でも小学生でもアドバイスはできる、ということです。

一番のスキルは、引き出す能力とその人の心理状態を扱うのには、

先入観は捨てる!ということ。




だから、私は心理に関しては、知りえた情報を不特定多数に

配信することはあっても、個人の悩みや個人の心理状態に関しては

言い切ることはしません。「こういう可能性は考えられる」「こうい事例もある」

「それの中でしっくりくることがあるか?」とあとはその人の直感に任せます。




答えを欲しがる人は、人生の中で最も危険なこと、

依存状態と思考停止状態。

これにより、人は主体性が欠けていくのです。




そう、宗教も占いも恋も自己啓発も

のめり込むときは理性が働かない

これを覚えておくと、理性的に行動する事が出来るでしょう。




直感や潜在意識ばかりを扱うのは危険が多すぎます。

私たちは、理性的な左脳も顕在意識もあるから

バランスが取れている訳でね。




つらつらと勝手に思うことを書きましたが、

講師である立場の人間は、「言い切ることが大切!」と

よく言われるのですが、言い切れないこともあるんですよね、

と私は思っているのです。




今日は日曜日ですね。今日は何して過ごしますか?

何も予定のない方はゆっくりした後に、自分の一番長くいる場所を

片付けてみませんか?頭の整理をするよりも早く、整理されるかもです。

二度とこない2013年6月最後の日も、楽しく過ごせますように(^∀^)

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