新聞にMind Switchの宣伝を載せるようになったり、
拙著の宣伝広告があちこちに載るようになってから、
広告屋さんの営業電話が多数くるようになりました。
そこで夫が電話に出てこういうのです。「いりません」と。
もちろん、いらないから「いらない」って言っているわけなんだけど、
断り文句って、「バッサリ感」があって、その言葉はやはり
心地いい波動は出ていないんですよね。丁寧な言葉の「結構です」とか
「お断りいたします」だとしても何だかバッサリ感(笑)
私は、否定文なしで断るように言います。たとえばこんな感じ。
「ありがとうございます(感謝)
広告のターゲット層がまったく違うので(理由)、
また別の機会によろしくお願いいたします(断り)」…みたいな感じ。
ちゃんとわかりやすい断り文句だと思うのです。理由まで入っているし。
同じことを言っているのに、これだけでかなり印象は違うはず。
お相手はセールスの人で、自分には関係のない人、
と思ってはいても、どこでつながっているかがわからない。
くちびるは、愛というリップしてからつかいましょ。
私が30歳頃の時の営業時代の話です。
契約先と私とで勘違いがあり、お客様にご迷惑を
お掛けしてしまったことがあったんです。
もちろん、こちらの非だけではなくて、お客様側にも
かなりの原因があったのですが、うちが買ってもらっている以上、
やはり上下関係みたいなものがあり、私は、平謝りしたんです。
お相手は、ガソリンスタンドの店長だったんですが、暴言に近い言葉で
けなされ、怒鳴られ、けちょんけちょんに言われっぱなしだったんです。
結局、解約され、もうそこの会社とは関係ありません。
しかし、私はまたそこのガソリンスタンドに行きました。
今度は客として。つまり立場は一転するわけです。
店長が走って出てきて誘導してくれました。
ニッコニコの笑顔で、「オーライ!オーライ!」と。
先日、こっぴどく怒鳴り散らした相手、私だとも知らずに。
営業車じゃなかったのでわからなかったんでしょうね。
で、私は窓を開け、笑顔で、
「満タンでお願いいたします」と丁寧に言いました。
その時の心はいぢわるなんですよ?(笑)ま、若くて未熟だったもので。
店長がどう対応するか興味があったわけです。
今は、そんなやらしいことはしませんが、
あの時は、泣いて会社に帰るくらいくやしかったんですよね。
そして、店長が窓を拭いているときに、
私は車から降りて店長に再び謝りました。
「先日は失礼いたしました。今度は私がお客として、
お宅からガソリン入れますね♪(ニコ)」と。
店長、バツ悪そうにしていまして、何も言わない。言えない。無言でした。
立場が全く逆転したわけです。売り手と客、という。
だって、その店長ってね、自分のところに来る営業とかには
ものすごく態度がデカく言葉遣いも横柄なのですが、
お客様は神様のように扱うお方ですから。つまり二重人格。
当時私は営業で、新人を指導することもありましたが、
その時に必ず言っていたのは、うちの会社に営業に来る人に対しても、
お客様のように接してください、と。ま、当たり前なんですけどね。
だって、どこで立場が一転して、こちらが相手の客になることも、
相手が客になることも全くわからないのだから。
先ほどの店長のように、自分より立場が下の者に
対しては態度がデカくて、自分が下になったら
ペコペコするような人を見て態度を変える、
ちっさい人間にはならないためにも、
自分以外の人にはどの人にも敬意をもって接していきたいもの。
また、こんなこともありました。
その後の事。私が完全に内勤の営業になってからの話。
私の担当は美容院に営業の電話をかけてアポイントを取る仕事でした。
「お世話になっております。株式会社●●●と言います。・・・・」
といった具合に、話を進めるんですが、最初の「お世話になっております」
と言ったとたん、そこの美容院のオーナーは私にこう言いました。
「はぁ~?お世話なんてしてねぇーよ。お宅とうち、関係ねぇーし」って。
個人の美容院だからでしょうか?珍しいですよね。バカにした態度と、
茶化してやろうかという態度。私は続けて言いました。
「本当に関係ないと思いますか?私、お宅の美容院の客なんですよ。」
と言いました。本当に客だったのです。そのあと、そのオーナーは
しどろもどろ。私は生意気にも、「営業電話って迷惑ですものね。
でも、どこで繋がっているかわからないものですね~」と言いました。
ま、こんなこともあるんですよ。
facebookやっていますとね、個人ページには反論とかつかないですが、
会社のfacebookページにはヘーキでそういうコメントも入ります。
相手が自分の知らない、見えない人だと
そういう態度が出るのかもしれませんが、
どこでどうつながっているかわかんないものです。
全く知らない人への対応で、
その人の本質って出るもの。
知らない人にこそ、敬意と礼儀を持って接したいものです。
ということで、夫の「いりません」からいろいろと脱線しましたが、
言葉というのは、エネルギーが入りますので、
心地いいエネルギーが込められた優しい言葉を発したいものですね。
夫には、「別の機会に、って断って、本当に別の機会にまた
電話が来たら、どーすんのよ」って言われましたが、
100万回でも言ったらええがなぁ~、って気持ちで私はいます。
今日からまた東京出張です。夜は何食べよっかな~。
一人ホテルが結構好きなので楽しみです。
ではまた明日の訪問もお待ちしております。
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