葵、元気にしています。
以前のハイテンションが減った気がするのと、多飲多尿があり、肝臓に問題があるのを感じてしまいますが…。
処方食と薬は、やはり健康な身体を維持するのとは真逆なことをしているのが分かります。
もう少し症状が落ち着けばお友達にアドバイスを貰った『薬膳』的な食事を与えていきたいと思っています。
心配してくれた、優しいみなさん、ありがとう























少し間が空いてしまったけど、
よくある事例パターン①では、
郵便屋さんに吠える犬は、どんな行動原理が働いているのか?
について書いてみました。
葵は、ガソリンスタンドでテリトリーを守りまくります。
事例では…
犬は、
・自分のテリトリーへの侵入者に対して
・警戒して
・追い払う行動として
・『吠える』ことを選択します。
人は、
・犬が吠えることを止めるために
・『こら!うるさい‼︎』と叱りますが
・吠え止まないので、
・もっと強く叱ります
・それでも、ダメな時は大きな音を出して脅かし
ます。
4つの行動随伴性の説明を
行動原理を考えるの記事で簡単にまとめています。
こちらから
こちらから犬の吠えが増える(吠え止まない)原因は、
・飼い主がリーダーになれていない
・犬が人を下に見ている
・バカ犬だから
では、
『説明が不十分である』ことが
分かります。
行動の原理からすれば
自分や家族の大切な居場所に不審者が浸入してくることを、必死で食い止めている。
『嫌なことがなくなる』=負の強化が働く
吠える原因は嫌なことが無くなっていると仮定できます。そんな犬の気持ちを想像したら、吠える犬を怒るなんて、間違いだと思いませんか?
『守ってくれてるのね、ありがとう』
が正しいはずです。
人がするべきことは、
吠えなくても良い環境を作ってあげること
玄関や郵便屋さんが見える窓際に行けないように犬が過ごす場所を変える
吠えるきっかけになっている物に良い印象を与えて、印象変えをする叱ることよりも、やらなくてはならないことがあるんですね。
浸入者(配達員さん)に対して、吠えがひどくなったり物に八つ当たりのような行動をとってしまうのは、
・子犬の時に良い印象づけをしてこなかった
・経験不足
・飼い主の興奮により、より嫌な印象を受けた
というのも、原因だったりします。
すると…
・吠えを繰り返し
・繰り返すことで興奮が高まり
・冷静になる前に又、新しい刺激があり
・興奮が上乗せされていく。。。
吠える前に対応出来るのが1番ですが、
吠えてしまった犬には、
しっかり前に立ちはだかりとめられる飼い主になることが大事です。
日頃から興奮状態を作らないことも大事です。
刺激の少ないことで、良い印象づけをして感情の塗り替えをすることも大事です。今まで、吠えていた環境のままで、吠えを止めさせようとするから失敗したり、脅かすような方法を取ってしまうのです。
これは、飼い主にも犬にも大きなストレス。
配達された荷物に咬みつくようなこは、そんな経験をしてきたのだろうと、思います。
参考動画
吠え続けると、興奮状態のままこんな風に荷物に咬みつくようになることも。
※これは、オヤツを使って印象変えを試みている最中なので少しマシな状態です。
こちらは、少し落ち着いてるのが分かりますか?
お店の看板犬なので、人に対しては甘えて可愛がられています。
でも、配達員さんは何か不審なものを置いてさっさといなくなるでしょ?
吠えた結果、立ち去ることを何度も経験してきた犬の当たり前の行動だと思います。
こんなケースで…
強く『叱り』を受けると、嫌な印象が強まったり、人の興奮を受け取ってより吠えが酷くなったり、転嫁行動(八つ当たり)が出たり…
と、副作用が現れます。
叱られていなくても、犬の興奮状態が続くとこういった行動に移りやすくなります。
私が行っている行動修正が動画のように
嫌な印象を良い印象に変える手続きです。
『古典的条件づけ』による
『拮抗条件づけ 』 です。
これをちゃんと成立させていくのは、周りの協力と根気がとっても必要です。
続く…。

