地方中小企業の新規顧客開拓 -10ページ目

地方中小企業の新規顧客開拓

地方中小企業のための新規顧客開拓
どんなに地方企業でも!どんなに無名企業でも!どんなに後発企業でも!

差のない商品を売っている、無名中小企業の場合は、ブランディング(企業、個人)が必須となります。

ここでいうブランディングとは、日本で有数の有名会社になるというわけではありません。
(当然それは、困難なことです、必要はありません)

これからアプローチするであろうターゲットに対してのブランディングです。「○○のことだったら、△△」になればよいのです。

差のない商品を売っている、無名中小企業のブランディングとは以下の2点です。

1.認識(こういう企業、個人がいると知ってもらうこと)
2.差別化(独自性、色を感じてもらうこと)

「○○のことだったら、△△」になる。

企業のホームページ等もブランディングの1部です。しかし、ホームページだけでは十分ではありません。

ブランディングができている場合と、できていない場合では、結果に天と地の差があります。

これを行うことにより、営業マン個人の負担は極めて少なくなり、新規顧客開拓は特に難しいことではなくなるでしょう。

「接点を作り、貢献+共感」の為に、セミナー(勉強会)を行います。

私は、2か月に1回の頻度で、毎回30名程度のセミナーを実施してきました。

このセミナーの目的は他にもあります。

1.「非ターゲットの除外」

今まではターゲットを絞り込む作業として、営業マンが1つ1つ、テレアポや飛び込みをしてきましたが、時間の無駄です。その段階でのYes/Noを迫る場合は、ターゲットでさえNoの可能性が高いからです。


2.「ターゲットの拡大」

北風と太陽の話もありますが、とつぜん訪問して「どうか共感してください!」ではなく相手が自発的に行動、リソースを割く”自発的関係”の場合は「共感」を得やすくなります。非ターゲットをターゲット化します。

3.「企業、個人のブランディング」

※差のない商品を売る中小企業の場合、これが最大の目的となります。企業だけではなく、経営者、営業マン個人のブランド化も必要となります。

以前の記事→「新規顧客開拓を行う際に理解すべき、他の営業との違い

以前、まず、既存顧客(すでに取引がある)と新規顧客(まだ取引がない)の違いは「企業、個人間に信頼関係がない」ということが大きな相違点ですとお伝えしました。

そのため、信頼関係に該当するのが、「アプローチ前半で必要となる”関係強度”」です。

そのために以下の2点が必要となります。それが『貢献+共感』です。(これをYes/Noを迫らないで、行います。)


1.貢献

こちらと付き合うこと(付き合うとは取引に限らず)により相手にメリットがあると感じる。ここでは「相手が必要としている情報を提供する」ことです。


2.共感

こちらの考え方等に相手が同意している、姿勢などに共感をしている。論理的に同意というだけではなく、感情的な高揚などもウェイトを占めます。


上記2点は、すでに接点があれば訪問して、情報提供などを行うことは可能であるが、接点のない新規顧客であれば、難しいです。

”接点”をつくり、”貢献+共感”が可能な方法の1つがセミナー、勉強会などを開催し、集客することです。

「差のない商品・サービスを売る」「無名・地方中小企業」ほど有効な方法です。

「皆さんには5年で全員やめてもらいたいと思います。」と
あこがれていたその企業経営者に言われました。

この”5年でやめる”とは、「目標に期限を設けることにより、到達するまでのスピードが加速する」ということです。
新卒だった当時は言葉は理解している程度でした。

そして、その約5年後には新規開拓の営業マンをやっていました。新規開拓担当ですが、まったく成果がでず(約1年間成果ゼロ)、毎日同じような日が続いていました。

あるとき転機が訪れました。

毎年、健康診断を受けますが、その年の健康診断で精密検査を受けるよう言われたのです。

地元では大きめの病院に行き、精密検査を受けました。頸部に鶏卵大の腫瘍。すぐに60kmほど離れた国立病院に行き病理検査となりました。

悪性か良性か?20代で人生が終わる・・・と本気で思いました。

そして何を感じたか・・・?明日がある保証はない。時間の大切さです。

「時間」。これは何にも代えがたいものなのです。

手術を終え、数週間して営業に復帰することができました。

いつ人生の終わりが来るかはわからない。長さは変えることはできません。

その後、昨日の自分と比べ、今日の自分はどう変わったか。これを強く意識するようになりました。

まったく会えなかったアポイント、だめだったで終わっていたのが、”なぜ”できないか?”なぜ”できたのか?を考えるようになりました。

そして相手が経営陣の場合を含め、既存顧客に対応しながら年間約200回の新規アプローチをつづけ。成果を上げることができるようになりました。

そこで、本当にわかりました。新卒の入社式で「5年でやめなさい。」と言われた意味が。

テクニックはあくまで土台の上に乗っかるものです。すなわち土台、考え方が人間を大きく分けるのです。

成果を上げる人と、あげられない人の大きな違いは、ちょっとした考え方です。一日8時間でも、それぞれの過ごしている8時間は異なる。

新規開拓営業の場合、成果を上げる営業マンと、そうでない営業マンはまずここの違いだと思ってください。
逆に言うとここを変えることこれが一番必要なスキルだと考えてください。

そして成果が上がれば、自分自身の市場価値も上がります。新たな顧客を作るスキルですから。

「新規顧客開拓」とは、営業マンにとって”自分自身の市場価値を上げるための大きな手段”でもあるのです。

前回は、初回アポイントや初回~数回訪問といったアプローチ前半の段階で必要となる関係強度についてお話ししました。

アプローチ後半(提案見積からクロージングなど)になるにつれて、以下の強度が必須となります。

前半で必要だった”機会確保の必要強度”に対し、これらは”利益を獲得するための強度”です。


・複数の接点がある等の”複数接点関係”強度
・高役職者など重要な接点がある等の”有力接点関係”強度
・既に相手が行動、リソースを割いている等の”自発的関係”強度


もちろん上記の強度を上げていくためには、前半で必要となる”貢献的関係”、”共感的関係”強度を十分蓄積できていることが前提となります。
前半で、十分に強度が蓄積できていなければ、後半で上記強度を得ることは困難となるでしょう。

詳細は改めてお話ししますが、上記は地方中小企業が新規顧客開拓を行う上で、「本当の商談の見込度」(その商談の受注が見込める可能性がどれくらいか)を表すものでもあります。

現在、多くの地方中小企業で、商談の見込管理には、営業マン個々が判断する主観でのランク付けが行われています。

しかし、この商談管理の手法自体が、地方中小企業が新規顧客開拓を行うことには適していません。

また上記の関係強度は営業マンの評価となります。

地方中小企業が新規顧客開拓を行っていくためには、商談管理方法と同様、評価についても見直しが必須となります。

そのあたりについても改めてお話しします。