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丸尾の行ってきた営業について その2
丸尾の行ってきた営業について その3
私が新卒で入社した飲食業。
コーヒーショップ店舗マネジメントを行いました。
初めのころ。
まだ全然慣れておらず、オペレーションもままならない状態のとき、
あるお客さん(かなり高齢の女性)が来店されました。
その方に慣れないオペレーションでコーヒーを入れお持ちすると、
楽しそうに話しかけてきました。
何の話かはあまり覚えていませんが、
非常にたくさんの話を楽しそうにされました。
覚えているのはその方は、
今病院に入院しているが、一時的に家に帰れている。
だから孫にパンを買ってあげたいとおっしゃいました。
ショーケースにあったデニッシュ類をすべて購入されました。
(もう夕方であったため、すごくたくさんあったわけではないが・・・)
最後店を出る際に「楽しかった。ありがとう」と言われ帰って行かれました。
オペレーションもままならない私は、
おそらく満足のいく対応ではなかったと思いますが。
それから2ヶ月ほどしたある日、
見知らぬ女性30代半ばの女性が来店されました。
その方が、「以前、母がお世話になりました。」と言われました。
私は、以前来られたかたの娘さんということはわかりましたが、
どの方かはわかりませんでした。
話を聞くと、2ヶ月ほど前のあの方の娘だとのことでした。
母が病気で入院しており、
一時的に帰宅が許されたときにこの店に来たとのことでした。
ずっと暗かった母が店から帰って、
この店の話を楽しそうに話してきた。
とてもうれしそうだったとのこと。
その後その方はに病院に戻り、亡くなられたそうです。
少し落ち着いてきたので、母が言っていたお店によってみたとのことでした。
”楽しかった”という言葉はとても価値があることだと感じました。
私は、その時コーヒーを売っているだけではないことを、
知識としてではなく体感することができました。
そして、こちらは1日何百人のお客さんと接します。(1対多)
しかし、相手から見ると常に1対1だということも。
当時、企業の経営理念に
「一杯のコーヒーを通じて、「お客様」、「社員」、「社会」に
新しい価値を創造し、共に成長する。」というのがありました。
今は、飲食業ではありませんが、まさに私たち営業マンは、
商品・サービスを売ることが目的ではなく、
商品・サービス(手段)を通じで、価値を作り出すことが使命です。
そして、”共に成長する”は、
今でも私のミッションステートメントです。