「怒る」
と
「叱る」
は、よく年配の経営者たちが、区別をして、
「怒る」代わりに、
「叱る」
と良いということを言っていますね。
怒るという言葉は、感情的で、
叱るというのは、感情が入らず、
事の善悪を教えるという趣旨のようです。
では、指摘するとどうでしょう。
なんだか、とってもニュートラルな感じですね。
ところが、
私たちの人間関係を築く上では、
どれもやらない方がいいのです。
というのも、
心理的に、怒るも叱るも、指摘するも、
された方は、
心の奥で、「ぐさぁ~」っとやられちゃうからです☆
しかも、
仕事でやってほしいことを伝えるために、
「怒る」ことも
「叱る」ことも
「指摘する」ことも、
しなくても伝えられます。
例えば、店内で、お客様が入ってきたときに、
「いらっしゃいませ」と言ってほしいのに、
部下が言わなかったとしましょうか。
怒るなら、
「こら!お客が来たら、いらっしゃいませって言うもんだろう!」
という感じでしょうか。
叱るなら、
「お客様が来たら、いらっしゃいませって言わなきゃダメでしょう。」
という感じ。
そして、指摘するなら、
「今、お客様が来たのに、いらっしゃいませって言わなかったよね。
それ困るんだよなぁ~」
って感じでしょうか。(^^)
では、
これらをしないで、伝えるには、どうしたらよいのでしょうか。
例えば、
「お客様が来たら、いらっしゃいませって、私は言うようにしています。」
あるいは、
「お客様が先程入ってきたのに、私、
いらっしゃいませっていうのが、遅れちゃったんだよなぁ~。」
という感じで、
それとなく、伝えればいいのです。
やってほしいことを、いくら、「やって」と言っても、
相手が決めることです。
経営者がいくら、店員に「いらっしゃいませ」と言わせようとしても、
言うか言わないかは、あくまでも、
その店員が決めることなんです。
そして、さらに上手く店員を育てる方法は、
明日にしましょう♪