KalaPattar(カラパタール)アタック
いよいよ、このトレッキングの最終目的地 KalaPattar(カラパタール5545m)アタックだ。出発前に、4回目の高山病薬をナビンからもらう。スペイン人男性は頭痛がひどいらしく、登頂をあきらめた。蘭人夫婦は少し遅れて出発するらしい。というわけで、結局、俺とデンマーク人・スティーブンとガイドのナビン、3人でのアタックとなる。快晴だが、ひどく寒い。でもロッジ前の広場では、くつろいだ感じで、プモリ(Pumori 7165m)を眺めながら、コーヒーを飲んでる欧米人がちらほらいて、応援してくれる。あの余裕が自分にも欲しいとつくづく思う。
クーンブ氷河に沿って、Gorakshep(ゴラクシェプ5140m)までひたすら歩く。ここから山頂までが最大の難所、高山病ポイント4か所の最終ポイントだ。とにかく、空気が薄くて、いくら息を吸っても酸素が身体に入ってこない感じで、ちっとも楽にならない。ほとんどカメ並みのスピードで、一歩一歩踏みしめるように歩く。10歩歩いては四つん這いになってうずくまる。うずくまるときは、もうこんなつらいこと止めようと何度も何度も思うが、うずくまっていると5分くらいで少し回復してきて、また登り始める。こんな不様な歩き方をずっと続ける。どのくらい歩いたのか、何処を歩いているのか、何のために歩いているのか、さっぱりわからなくなる。それでも、昼12:30。ついに、ついにKalaPattar(カラパタール5545m)登頂に成功。400m強の高低差だが、5時間もかかってしまった。
頂上からは、Pumori(プモリ7165m)が手に届くような近さ。クーンブ氷河を挟んで、Everest、Lohtze、Nuptzeが並んで見える絶景。風が強くて立つことができない。ナビンの持参のお茶をもらい、3人で乾杯。天気は本当に快晴で、真っ青というより、宇宙の色というと言いすぎだろうか。
まあ登っちゃうと、いつもの登山と一緒で、“ああ、ようやく登ったなあ”と安心した気分。30分ほどくつろいで下山開始。ここからが本当に長く、つらかった。Gorakshepで遅い昼食、炒飯を食べて、すぐに歩きはじける。今日は、Lobuche(4930m)にもう一泊予定だったが、昨夜の寒さがこたえて、一挙にTukla(4620m)まで下る。到着は17:30。10時間も歩き続けたわけで、疲労困憊。でもさすがにここまで下りると呼吸が楽だし、暖かく感じる。


