「ファッションと私‐26」 | BESPOKE

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芸術をめぐる冒険と、最近思うこと、いろいろ。

悪い事ばかり書くのは気が引けるので、
当時同僚となった素晴らしい女性について書く。

彼女は子供が二人いる主婦で、
とても美しい人だった。
成人している娘さんと、高校生の息子さんと、
家具のデザイナーをしている旦那様との4人家族。
元々フリーのトレーナーをしている人で
とてもアクティブ。
化粧も、髪型も、服装も上品でエレガント。
気取らず、明るくて、優しい。

パート勤務だったので
中々一緒に働ける時間は無かったが、
色々ためになる話を聞けた。
彼女は若い時、トレーナーとして食べていく事を心に決め
アメリカへわたり勉強した。
当時は日本でトレーナーというものが
あまり浸透していなかったらしく
「遊んで暮らしているの?」と嫌味を言われたこともあるそうだ。

でも、のちに彼女は芸能人などを手掛けるようになり
仕事で成功を収めた。
今は家庭を持ち、子供達も育ったので、
最後の勉強にと思い立ち、入社してきたのだった。
いわゆる本当の勝ち組の人だと思った。

彼女に出会えて本当によかった。
彼女はよく「あなたも海外に行って、勉強したりするかもしれないじゃない?」
「若いのだから、これから沢山の楽しい事が待っているわよ」
と言って励ましてくれた。
まぎれもない人格者で、優しい聖母のような人だった。

悪い人もいれば、必ずいい人もいる。
それを忘れず、自分はダークサイドに落ちないようにしたい。