「ノルウェイの森/上」 | BESPOKE

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芸術をめぐる冒険と、最近思うこと、いろいろ。


BASICS+CONTEMPORARYS

村上春樹作。


村上作品と初めて出合ったのは、

映画「トニー滝谷」という単館系の作品をDVDで観たのが初めてでした。

坂本龍一の音楽と、イッセー尾形の独特な演技の世界が印象的だったのですが

当時村上春樹を良く知らず。

物悲しい話だなぐらいにしか思っていませんでした。


その何年後かに同僚に勧められて読んだのがこの作品。

村上作品の代名詞とも呼べる小説です。


主人公と直子の絶望的な恋愛を描いた群像劇。

村上作品に共通する悲観的な描写も、

なぜか奇妙な美しさを感じてしまう不思議。