
さて。
ここからの続きです。
車検から帰る途中でエンジン停止してバッテリー交換しましたが、
① 突然バッテリーがあがる
② 走行中のエンジン停止
③ バッテリー交換直後にヘッドライトのバルブ切れる
という症状から、レギュレータやジェネレータの異常が疑われるため、まずは電圧チェックを行いました。
開始前。
シート、シートカウル、小物入れまで外します。
まずはバッテリーの電圧チェックを行います。
必要なものは、テスターのみ。
1,000円くらいで購入したデジタルテスターです。
DCV(直流電圧)の、20Vモードに合わせます。
※テスターのモードは物によって異なると思います。
測定電圧が12~15V前後なので、それに応じたモードで測定してください。
最初はエンジン停止時のバッテリー電圧を測定します。
電極にテスターを当てて、電圧を測定します。
エンジン停止時で 12.45V。
まぁ、規定範囲内ですね。
次に、エンジン始動してバッテリーの電圧チェックをします。
11.72Vに低下。
ふむ。
やはり。
結果はわかっているものの、とりあえず 4,000rpmまでスロットルオン。
10.14Vに低下。
回転を上げて電圧が下がるということは、バッテリーに充電電力が届いていないということ。
つまり、レギュレータの不充電型の異常か、もしくはジェネレータの故障により、そもそも発電されていないといったことが考えられます。
(ちなみに電圧が規定 15Vよりも大きくなる場合は過充電状態)
取り急ぎ、レギュレータのチェックから入ります。
レギュレータ/レクチファイア
レクチファイアは、発電機(ジェネレータ)で発電された交流電圧を直流電圧に変換します。
そして、レギュレータはジェネレータで発電した45Vもの電圧を15V以下に落とします。
レギュレータとレクチファイアは一体型になっているので、レギュレータ/レクチファイアと呼ばれます。
レギュレータによって落とされた電圧は熱となり、レギュレータ本体から放出されます。
(故にヒートシンク状の形をしています)
これが、何らかの理由で熱が逃げなかった場合や、水の浸入や経年劣化などによるショートが発生すると、レギュレータが故障してバッテリーが充電されなくなるか、もしくは整流されない高い電圧がバッテリーに送り込まれ、バッテリーを始めとした電装系全体にダメージを与えます。
早速コネクタを外してみると・・・
焦げてます

では、裏側は・・・
融けてます

このような場合、レギュレータ本体ではなくコネクタやケーブルに異常があることも想定されますが、取り急ぎレギュレータは中古でも手に入るのでヤフオクでさくっと落札しました。
ちなみに、ZZR-400N1/N2のハーネスは販売終了してしまっていて新品は手に入らないので中古を探してみましたが、見つからなかったのでコネクタだけ替えて再利用ということになります。
というわけで、今回の作業はここで終了です。
次回、レギュレータが届き次第、レギュレータ交換とコネクタの付け替えを行います。
(コネクタ買いに行かなきゃ)
それにしても、先日テスターでバッテリーチェックした時は4,000rpmで15Vジャストでした。
そして、次に走ったのは車検に行く日です。
ということは、レギュレータ故障は車検の前後で発生したということになります。
「たまたま」同じ日にレギュレータが壊れたということもありますが。
まだ何かありそうな予感・・・
