【いつか良き思い出に】

人間とは便利なものである。いまふり返ると、いい思い出しか浮かんでこない。

(中略)

決して“順風満帆”ではなかったはずだが、回顧するとそのように見えるから不思議だ。

いやな思い出を忘れることができるからこそ、人間は希望を持って生きられるのかもしれない。

<樫山純三/オンワード樫山創業者>



■ひとこと

人間には記憶の自浄作用があるんじゃないかしら。

時間というフィルターを通すと、過去の様々な出来事がセピア色に色褪せ、そして甘く切ない味に変化するのだもの。


退屈だったはずの幼少時代も、
過酷だったはずの下宿時代も、
不遇だったはずのセールスマン時代も、

過ぎてしまった今となっては、どれも大切な思い出。

順風満帆…ではなかったはずだけど、楽しかったなぁ。


そう考えると大変な今日も、
未来の自分からすれば良き日に映るはず!

【恋というもの】

恋というものはなんと恐ろしい情熱だろうか。

それなのに世間の嘘つきどもは、恋をあたかも幸福の源泉のように言っている。

<スタンダール/小説家>



■ひとこと

「恋っていいもんだぜ」

なんて、気軽に言える立場ではなくなってしまったけれど、

それでも恋っていいもんだと思います。
人のチャーミングなポイントを見つけ、それを愛おしく思うこと。
そんな気持ちが湧くことで、なんだか元気になる。生きているのが嬉しくなる。

だから、人はいくつになっても躊躇うことなく恋すればよい。


そして、大人になってからの恋は、

“成就させないことにその醍醐味がある”と言えるのではないかなと最近思うようになりました。

いや、もっと厳しく言うならば

“成就させない覚悟が有る者にだけ、まだ恋をする資格がある”

という感じでしょうか。


人生を素敵に彩るスパイスとして活用するか、
人生を破綻に追い込む劇薬になってしまうか、は使い方次第。

恋は、用法用量を守って正しくお使い下さい。

【自由人たれ】

残念ながら、ほとんどの人が、誰かによって自分の人生を支配されていると錯覚しています。

しかし、事実はまったくそうではありません。
あなたは、100パーセントあなたの人生、あなたの時間をコントロールできるのです。

なかには、こういう反論をする人もいるでしょう。
「月曜日から金曜日、朝9時から夕方6時まで会社に拘束されている時間は、自分でコントロールできない」と。

しかし、会社に勤務している時間も、すべてあなたが100パーセント、コントロールできるのです。

確かにあなたは、その時間帯に決められた仕事をしなければなりません。
しかし、あなたはその仕事を現実に選択しているわけです。

則ち与えられた仕事を最高のものに仕上げることに関して、あなたは100パーセント自分の仕事をコントロールしているのです。

目いっぱい、あなた自身の才能を仕事にぶつけること。
その行為すべてがあなたの成功そのものなのです。

うまくいくか、いかないか。それは成功と関係ありません。

<児玉光雄/大学教授、スポーツ心理評論家>



■ひとこと

人間である以上、
有限の存在である以上、
どんな場所にいても枠はある。

その枠内で最大限、自由に発想し自由に行動することが、カッコイイ自由人であると思います。

サラリーマンだから不自由、経営者だから自由、そんなことはないんじゃないでしょうか。


自由人を目指すキーワードがあります。

“遊びが仕事で、仕事が遊び”

どうです、
なかなか粋と思いません?

【良い加減】

いらないものを手に入れようとするから苦しい。
人間はいらないものを持ちたがるんです。

商人は地位もいらなきゃ、名誉もいらない。学歴も必要ありません。

地位を求め、学歴を求め、何かを求め出したときに人生が狂ってくる。

<斉藤一人>



■ひとこと

もともと裸で生まれてきたはずなのに、

最終的に死ぬときは、何も持っていけないはずなのに、

そんな出来の良い育ちなんかしてないのに、

いったい何をがめつく欲張ってるんだい。


せいぜい困っている仲間を助けてあげて、感謝されて喜ぶぐらいにとどまっておくのが良い加減ってもんだよね。

【雑草根性】

順風満帆に何もかもうまくいってしまった人は、何かあったときに崩れやすい。

いろんなことに苦しんだり、失敗したり、紆余曲折があった人の方が、強いんです。

雑草は踏まれて、踏まれて、強くなっていくでしょう。それと同じです。

挫折はね、人生の宝物なんですよ。

<假屋崎省吾/華道家>



■ひとこと

うまくいかないこと、
生きているとたくさんあります。

思い詰めると自分の不甲斐なさを恨み、劣等感に苛まれ、さらに落ち込む悪循環…。


でもね、
悔しい思いをするのは決して悪いことじゃない。


何を改善すれば、もっと上手く事を運ぶことができるのか?

問題に立ち向かう勇気さえ失わない限り、問題を克服できる可能性は限りなくあるわけです。

見せてやろうぜ、雑草根性を!

【向き不向きを知ろう】

向いていないことをすると、三倍の苦労して、三分の一の成果しかないんだよ。

この反対に、向いていることをやると、三分の一の努力で、三倍の成果が上がるんだよ。

<斎藤一人>



■ひとこと

人にはそれぞれ向き不向きがありますね。

人を束ねる立場にある人間にとってもっとも大事なことは、
自らのテクニカルスキルを伸ばすことではなく、
自分の指示で動いてくれるスタッフの特性をよく知ることだと言えます。


特性を知るといっても特別難しいことなんかしなくてもよくて、

これまでやってきたことの中で好きなこと、苦手なこと、人から誉められたことなんかを本人から聞いてみたら良いんです。

もちろん、必ずしも自己評価が正確かはわからないので、その人のことをよく知る第三者にも聞いてみて照らし合わせてみると、さらに良いですね。

そうやってスタッフの向き不向きを把握し、強みが発揮できるような仕事を任せれば、ほら、いつの間にかハイパフォーマンスチームの出来上がり!

【時は命そのもの】

「費用対効果」より「時間対効果」のほうが大事だと思っています。

使ったお金はまた稼げば取り戻せますが、失った時間はもう二度と還ってこないからです。

<浜口 直太「ピンチをチャンスに変える!仕事と人生の知恵50」より>



■ひとこと

「タイムイズマネー」なんて言葉をよく聞きます。

日本語にすると「時は金なり」という意味ですが、
実はこれは誤りではないかと思っています。


なぜならば、
一秒一秒過ぎてゆくこの時こそ、命そのものなのではないかと思うのです。

つまり、

時=金ではなく、
時=命である。


ということは、

時=命>金となる。

失った時間は二度と取り戻すことができない。


だから、
いまこの時間をただ呆けて過ごすのか、
それとも情熱をもって理想の道を突き進むために時間を活かすか。

あるいは、
誰にでもできるようなことをただお金のためにやるのか、
自分の人生に必要な経験を(場合によっては)お金を払ってでもやるのか、

そういうことを、たまには考えてみるのもよいかもしれません。

【受けとめ方】

不幸だとか幸福だとかという言葉くらい、本人の気の持ち方次第のものはない。

不幸が好きな人は不幸だし、幸福が好きな人は幸福だ。

<宇野千代『幸福の法則一日一言』より>



■ひとこと

「雨が降ってきた。」

→濡れるじゃないか、嫌だなぁ。

→恵みの雨だ、うれしい。


「仕事でトラブった!」

→なんでこんな仕事引き受けちゃったんだろ、最悪。逃げ出したい。

→今はたいへんな思いをしていて、とても余裕あることは言えないが、この経験を次に活かしたい。


事実はひとつ。受けとめ方は人それぞれ。

常にポジティブに物事を受けとめられなくても良い。

でも、どんな苦しい出来事であっても、それを体験する意味はある。
意味は見出だせるものであることを、忘れないようにしたいものです。

【自分の頭で考える】

考えることは最も過酷な仕事だ。

だからそれをやろうとする人がこんなにも少ないのだ。

<ヘンリー・フォード>



■ひとこと

先輩から
「○○をやっておいてね」

と言われて
「ハイっ、わかりました!」

と素直に答える後輩。
気持ちの良い返事、素敵ですね~。


そして、もっと素敵なのは、

1.「なぜそれをやらなければならないのか」をしっかり理解できていて、

2.「いつまでに必要なのか」が把握できていて、

3.「どうやってそれに対処するか(方法論)」についての目処が立っていて、

4.作業に着手する前に、1~3について自分が理解している事柄を依頼主である先輩に報告&認識合わせができたならば、

きっと“デキる子”の称号を得られることでしょう。

なぜならば、その人は自分の頭で考えることができる人だから。

【今日を存分に生ききろう】

いつまで一緒にいられるか分からないということをしっかり心にとめてお互いを大切にしよう。

<リーブマン>



■ひとこと

いつこの人生が終わるかなんて、私にはわかりません。
他人の誰にもわかりません。

もしかしたら昨日交わした会話が、あの人との今生最期の会話になるかもしれない…。


大袈裟?
ええ、大袈裟かもしれません。
たぶん、明日は来るだろうし、そこには昨日と変わらない元気な自分がいるはず…。

ただ、それを先生も、銀行も、政府も、親も、愛する人でさえも、世の中のあらゆる機関の誰ひとりとして保証してはくれないだけのこと。


つまり、こんなにも“生”が不確かな世の中を今日も生きているというわけです。

そのことを自覚することは決して無駄ではないと思います。


この貴重な“生”をいかに輝かせられるか?

いかにして家族、友人、隣人に良い影響を与えることができるか?

そんなことをふと思った雨の朝。


今日も、今日を存分に生ききろう。