今日の出会いで考えたこと。 | ウィッツ青山学園高等学校 ★教員ブログ★

ウィッツ青山学園高等学校 ★教員ブログ★

教職員が日替わりで学校の様子をお伝えします。

こんばんは、アキラです。
今日は津市の中学校から急きょ来客がありました。

恥ずかしながら、本校の全日制課程の広報活動は、主に名張市、伊賀市の中学校訪問と、ホームページとブログ程度で完全に受身の広報です。
ですので、本日来校していただいた津市方面では全く知られていないのが実態です。

そんな中、学校を訪れていただく機会をもっていただいたことは大変ありがたいことなのですが、お話しする中で先生からのお言葉がとても気になってりました。「中学校3年間で自立心や意志、意欲を育てることは叶わない、だから中学校卒業後、どうにか高校でその力を付けてもらえるようにしたい。そういう子たちを受け入れてもらえますか」とおっしゃられました。
こういう類の言葉を聞くと、とても残念に思います。正直な言葉であることは理解できます。一個人としても一学校としてもどうにもならない状態なのはよく解ります。それでも言葉に出されてしまうことは、「見送る生徒たちの抱える課題を先延ばししている」ように感じてしまいます。もちろんそんなつもりはなかったのだと思います。でもそう感じてしまいました。

中学校には中学校の、高等学校には高等学校の教育目標があり、教科ごとにもあり、そして学校ごとにもあるはずです。もちろん小学校にも。
その目標を達成せずままに送り出さざるをえない状況であったことに対する責任と反省は常に持ち続けています。だからこそ考え、行動することができます。だからこそ理想であったとしても目指し続けます。現場にいる者が、現実に囚われて理想を持てないようになれば教育に携わる者として失格であると個人的に思っています。いつの日か全ての生徒を胸を張って送り出すことができるような現場でありたい。と、今日の出会いで考えさせていただきました。