GW2日目 | ウィッツ青山学園高等学校 ★教員ブログ★

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教職員が日替わりで学校の様子をお伝えします。

こんばんは。アキラです。
さて、遅いですが最近Twitterというものを本格的に利用しようと勉強し始めています。
まだ知り合いの方を数名フォローをしている程度なのですが、その中の一人に本校もお世話になっている寺脇研さんがいらっしゃいます。
ご存知かもしれませんが、Twitterは、フォローするとその方に対してのツイート(コメント)も読むことができます。その中に「高校の卒業論文でゆとり教育について書いたので読んで欲しい」というものがあったので興味本位でのぞいてみました。

その論文は、単純に高校生とは思えないぐらいしっかりした中身に関心したことと、研究動機に書かれていた文章に、「義務教育と高校3年間の計12年間をゆとり教育真っ直中で過ごしたことで、学習内容が最も少ない世代であることに劣等感を感じている。だから、ゆとり教育を受けてきた世代の強みは何なのかをテーマに選んだ」とありました。

この少年の取組みが、本来ゆとり教育が目指した「生きる力を育む」ことであり、意育でも目指すところなのかもしれません。

この世代の子どもたちが、この青年と同じような劣等感を持っていたとしたらとても危険に感じます。社会から否定され続けることで、自分たちの存在を社会から切り離して考えてしまうことはないのだろうか・・・と。子どもたちにとって社会の象徴である我々大人がしなければいけないことは、そんなことではないはず。