私が教育の道を選んだ理由を少しお話ししたいと思います。

 

それは、まず、子どもたちに「学ぶことの本当の意味」を伝えたいと強く感じたからです。

学ぶとは、知識を詰め込むことではありません。
自分が何者であり、どう生きるのかを考える力を育むことです。

 

教育の現場で私が最も感動するのは、子どもたちが自ら「生きる意味」や「自分の存在価値」に気づいた瞬間です。
それは、テストの点や偏差値では測れない、魂の目覚めとも呼べるような瞬間です。

 

また、私の教育の基本姿勢は、「成功から学ぶ」という視点です。
多くの教育現場では、失敗を通して学ばせようとしますが、私は逆に、その子の中にすでにある“成功の芽”を見つけ、言葉にして伝えることに力を注いでいます。

 

そして、現代の教育が失いかけているのは、「賢さの本質を伝える力」だと感じています。
暗記力やスピードではなく、自ら考え、選び、責任を持つ知性こそ、これからの時代に求められる力です。

そんな中、私が育てたいのは、想像力を持ち、他者の立場に立って考えることができる人。
そして、日々の中に目的と意味を見出しながら生きていける人です。

 

学びは、目的を達成するための道具ではなく、人生を豊かにする対話であると信じています。

 

私はこれからも、子どもたちの内面にそっと寄り添いながら、「本当に学ぶとはどういうことか」を子どもたちと共に考え続ける教育者でありたいと願っています。

東京・神奈川の中学入試まで、残り100日を切っています。

 

そんな中、不安でいっぱいの保護者の方々はそれこそいっぱいいらっしゃるとは思いますが、受験生の中にも不安になってきている人もいるのではないかと思います。

 

もちろん、そんなに多くはないと思いますが、自信満々の人もいるかも知れません。

(実際に私が担当している生徒でいます…^^;)

一体その自信はどこからやってくるのか、不思議な気持ちで見ています。

 

ほとんどの受験生が心配でいっぱいだと思います。不安だから、入試が終わった後に何をするのか考えて気を紛らわせている受験生も多いのではないかと思います。

 

私が不安でいっぱいの受験生にするのは、「できる人ほど、不安になる」という話です。

 

「結果的によい結果を得られる人ほど、不安になる」

     →「不安になるから勉強する」

       →「勉強するからできるようになる」

 

という、客観的にみるとよい循環ができるのだと思います。

 

確かに結果はどうなるのかわからず、不安になります。でも、不安だからと言って、悩んでいたり、何もしなくなってしまったら、もっと不安になりますよね。

私は、受験生に対して、どこまで努力を積み重ねられるのか、可能な限り挑戦してもらいたいと思います。

 

受験が終わっても勉強はまだまだ続きます。今、努力を積み重ねる先に見えてくるものがあります。自分に限界なんてないこともわかってくるはずです。

 

 

 

私が担当している生徒のお母様から、連絡をいただきました。

試験前に勉強していた本人が、わからないことがいくつかあって、感情を爆発させてしまっている、とのことでした。

 

その子は、比較的理解に時間がかかるタイプの子です。自分の理解が進んでいかないことに焦りがあったかもしれません。

 

でも、次のようなことをお母様にお伝えしました。

 

私が見てきた子どもたちの範囲でしかありませんが、小学生の段階は、理解の速さには大きな差があり、大人からすると速い子の方が良く見えますが、結果を出すのはそうではない子だと感じます。それは要領よく理解する回転の速い子は、理解が浅くなる傾向がある一方で、時間がかかる子は熟慮している分、理解が深いと思うのです。

 

もちろん、それぞれそうではない場合もあるでしょうが、結果として、志望校に合格したり、そうではなくても中学校高校に行ってから伸びる子というのは「じっくり考えられる子」です。

 

しかし、大抵のケースでは、理解が進まないことに本人も周りも堪え切れないことが多く、結局諦めてしまうのではないかと思います。

 

長い目で見て、時にはお互い我慢して、わかるまでやってみる。それは本人にとっても周りにとっても同じことだと思います。

 

面倒になって諦めてしまいそうな時、周りからの「もう少しやってみようよ」という声掛けがあることで、本人の諦めない姿勢が生まれてくるのではないかと思います。

 

だからこそ、粘り強く、頑固に、サポートしていく必要があるのだと思っています。

よく話題に挙げる話題です。

 

ミスの話です。対策を考えたいのですが、特効薬はなく、試験勉強をする上で、難関の一つではあります。

 

ミスと言ってもいろいろありますよね…違いを無視してしまうと、解決策が見えてこない、ということはみなさんお分かりだと思います。

 

例えば、計算ミスと勘違いは対策が違います。

 

計算ミスは工夫が効果的です。対して勘違いには、問題の読み方や意識の変革が必要です。

 

そんな中、勘違いと通じる場合もありますが、「思いこみ」という厄介なミスがあります。中学受験生が問題を解いている様子を見ていると、決して少なくないパターンです。

 

これを防ぐ方法は、本人の認識しかありません。「思いこみによるミス」であることを理解しなければ、「思いこみに気をつけよう」とは考えるようにならないからです。

 

この話題、まだまだこれから続けていきます。

 

残りがいよいよ短くなってきました。ご存知の通り、2月1日から逆算して残りが100日になろうとしています。(正確には2月1日から100日前は10月24日です)

 

切羽詰まってきたこの時期、理科のニーズが上がって来ることを感じます。つまりは、「理科の得点を上げる方法はないか」という質問を多く聞くようになる、と言うことです。

 

短期集中で状況を変えられるイメージはありますね。もちろん短期集中で変わる部分もあるので、そこはお伝えしたいと思いますが、そうではないところもあるので、分けて考えていただく必要はあると思います。

 

まず、一般論ですが、知識分野は得点力が上げやすいところではあります。植物の名前を覚えたり、星座の種類を覚えたり、確かに覚えていれば得点を上げられるところはやっておきたいところですよね。

 

でも残念なことに、そこが出るかどうかわからないところが理科の難しいところです。入試の出題形式は、もちろん学校によりますが、4題構成の学校は少なくありません。内訳は物理・化学・生物・地学の各分野から1題ずつ。例えば、生物で「植物」の出題であれば、「人体」が出て来ることはあまりありません。

つまり、知識で得点を上げようと思ったら、大量の知識をどうにかしなくてはいけなくなります。それでも覚えた分だけ得点になる可能性はあるわけなので、ここを軽視するわけにはいきません。

 

しかし、ここで少し視点を変えます。私の経験の範囲ですが、中学受験生は、文章を丁寧に読むことを嫌がります。以前は男女差があったように思いますが、最近は、性差はあまりありません。読まないことで落としている得点が少なくありません。

 

つまり、これからの時期、「知識で得点上げよう!」ではなく、問題文を読むことに集中して、読み落としによるミスや、思い込みによる減点を防ぐことに力を入れた方が良いのではないかと思います。

 

ご家庭でこの対策をしようと思ったら、模試や過去問の答案用紙を前にして、「できたところ」に注目してあげてください。「なんでできたの?」と聞いてみてください。

このあと何が起こるかわかりますよね…?

 

楽観的な見解かもしれませんが、褒められてうれしくない子はいませんし、褒めている側も気分は悪くないですよね。

 

「勘だよ」って言ったら、「勘も実力のうちだ!(笑)」と笑い飛ばしてあげてください。