「今日はありがとうございました☆」
 
「こちらこそwまた行こなあ」
 
「はぁい!失礼しまーす」
 
そう言って先生と別れ、しばらく待っていると迎えが来たので、親には「塾に行っていた」という風に装った。
 
家に着き、自分の部屋に入って『ふぅ』とベットに腰掛ける。そして、落ち着いて今日の出来事を思い返してみた。
(あぁ私。。先生と…ってか先生が……しかも……あのT先生!!!??)
急に恥ずかしくなって、思いきりまくらに顔をうずめる。
一人でプチパニクっていた。
 
 
あ、そーいえばメール。。
 
 
ご馳走になったし、一応しといた方がいいかな?
 
とりあえず無難に…。。
 
 
「今日はごちそうさまでした!
めっちゃ楽しかったです^^
また良かったら誘ってください☆」
 
 
そわそわしながら返信を待っていると、思ったよりも早くメールが来た。
 
(なんかドキドキする…)
 
 
ケータイを持つ手に力が入る。
 
思い切ってえいっ、とメールを開いた。
 
 
 
「こちらこそ、久々に楽しかった。
 
でもあなたは女やし、一応生徒なんやから、僕の方から誘われたら嫌でも断れないでしょう。
会いたいと思ったら、次はあなたから誘ってください。どこへでも連れて行くから。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10秒くらい、停止。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドキドキドキドキ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヤバいな、と思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハマったかもしれない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんなに危険なのに?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それに対する私の返事は
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「分かりました。。
気を使わせちゃってすみません(>_<)
でも、先生から誘われて嫌なんてこと、絶対ないですから!!!安心してください☆
それでも任せるって言うなら、恥ずかしいけど、頑張って誘います!!笑
あ、明日も良かったら英語教えてもらいたいんですけどー…もし授業がない時間あったら、また連絡してください。
おやすみなさい☆」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…いくら危険だと分かってても、後戻りはできなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おやすみ、先生
 
 
 
 
 
 
 
どこのお店にしようかさんざん迷った結果
パスタが売りの、オシャレな洋食屋さんに行くことになった。
 
先生曰わく、「ここなら学校の人だれも来ぉへんやろ」とのこと。
 
まあ「来そうにない」とは言っても、可能性がないわけじゃない。この近くには友達の家だってある。
…いや、友達ならまだいい。先生(特に担任のM先生)なんかに出くわしたら、きっと大変なことになるだろう。
ちょっとスリルがあって面白いな、なんて呑気に思っていると
 
「はぁ~…」
 
「?どうかしました」
 
「なんでこんなことになったんやろ」
 
「や、知らないですよ!私にそんなの言われても困りますw
てゆーか先生は、前の学校でもこーゆうことしてたんですか??」
 
実はT先生、今年赴任してきたばかり。
 
「…本気で言ってる??
こんなん、普通に考えられへんし。まさか20才も年の違う生徒を誘ってしまうやなんて..
ってか、そんなんゆーなら、Nさんこそ今まで何人のおじさんを餌にしてきたん!?」
 
「餌!?えさって…人聞き悪いっすね(ToT)
私レベルでそんなこと有り得ないですから↓↓」
 
「いやいや、あなたほどの人なら…実はM先生(担任)もあなたのこと狙ってるんちゃうの?
女子高生は怖いわ~」
 
「何言ってるんですか;;
そんなん言われたら、これからM先生のこと変な目で見ちゃうじゃないですか…」
 
「まあ、向こうはすでに見てるんやから気をつけやw」
 
「。。(-o-;)」
 
こんな感じで、T先生のテンションはずっと高かった。
 
なんか、学校と全然違う。
 
明らか私の知ってる、ていうか、みんなの知ってるT先生じゃない。
いつもは絶対的に「できる男」のイメージがあるT先生が、むじゃきに、というか子供みたいにはしゃいでいる。
 
(どんだけギャップあるんだよー!!)
 
あと、話してて思ったことは「こんなに私のこと覚えてくれてたんだ」ということ。
はっきり言って、この日まで私は全くT先生に興味がなかった。だからかもしれないけど、赴任当初のことなんてほとんど忘れてしまっていた。
 
それをT先生は、初めて声をかけたことまで覚えてくれているらしい。
他にもささいな会話まで、全部覚えてくれていたことには驚いた。(その上、私がそれを忘れていたことを知ると、軽くすねていた)
 
ほんと別人。そう思ったので言ってみた。
 
「先生、いつもと全然違いますよね☆」
 
「だって、職場では絶対A型に見せてた方がいいやんか」
 
「じゃあいつもはキャラ作ってるんですか!?」
 
「当たり前やろ♪プライベートはまた別w」
 
「えー。。でもなんか、私しか知らないT先生がいるって、ちょっと嬉しいです^^」
 
「…。。」
 
 
 
あれ。先生照れてるように見えたけど、気のせい…?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あっという間に3時間が過ぎ、私の帰る時間になった。
 
財布は一応持って行ってはいたけど、支払いは当然のように先生が出してくれた。
「ごちそうさまです」と声をかけながら店の外に出る。
 
車のそばまで行くと、先生は先回りして助手席のドアを開け、私が乗り込んだのを確認してドアを閉めてくれた。
こういう所を見るとやっぱり、モテるだろうなと思った。
 
 
 
 
「親が迎えに来るんで、駅までお願いしてもいいですか??」
 
「○○駅やな?わかった」
 
 
 
先生と私を乗せた車は、駅に向かって走り出した。
 
 
 
 
 
 
「先生との恋」シリーズに、たくさんのコメとペタありがとうございました(*^o^*)
すごく励みになりました
 
今続きの(5)を製作中なのですが、もう4ヶ月くらい前のことになるので、どうしても記憶があいまいで…なかなか書き詰まっています。。
それとテスト週間ていうこともあって、次の更新はなかなか時間がかかってしまうかもしれないです(>_<)
「更新が楽しみ」と言ってくださってた人には申し訳ないんですが、気長に待っていただけると嬉しいです
 
これからもペタ・コメントよろしくお願いします