こんにちは!

きのうは午後からものすごい雪になって外も暗くなったので、おいでくださったお客様に感謝しつつ、店を早仕舞いする良心の咎めもなく(経験悪天候でのご来店は難しいのです)

少し遅れてこちらへ行ってきました。


「月いちリーディング東北」
日時 2019年12月14日(土)15時開始
場所 盛岡劇場ミニホール 盛岡市松尾町3-1
参加費 無料
コーディネーター 高村明彦
ファシリテーター 遠藤雄史
ゲスト 長田育恵 柳美里

[出演] 
霜月漣(劇団赤い風) 
田中雅樹(フリー) 
千葉★めかぶ★(香港活劇姉妹) 
三谷仁人(現代時報)
榊原明徳(同上) 
工藤有季(WIREWORK) 
小山伊緒莉(劇団しばいぬ)
工藤あすか(同上)
能登谷昴毅(同上)
古舘仁志(劇団かっぱ)
松橋聡美(同上)
山田亜久斗(スコーレ高校演劇部)




リーディングとは役者が脚本を読みながら椅子に座って、セリフを読む稽古の初期のこと、

と自分は理解しているのですが、ここをすっ飛ばして立ち稽古から入る劇団やワークショップで演劇の凝りをほぐしてから稽古に入るところなど様々です(伝聞です)。

今年長野県上田市で行われた劇作家大会 上田で、


会場は半分くらい見知った演劇関係者で(もちろん自分が知らないだけでほとんど演劇関係者だったと思う)、リーディングの役者も観客も作品についてよかった点やこうしたらという点などを語るのですが、それもすべて勉強になりました。
作者の清野和也さんは大学の演劇サークルの公演中東日本大震災に遭い、翌月旗揚げした劇団120◯EN(げきだんひゃくにじゅうえん)ですでに28公演を行い、
東北劇の陣で「東北王」受賞、神奈川かもめ「短編演劇」フェスティバルに選出されています。

「思わざらまし六つの花」は2016年10月に福島市にある旧廣瀬座(明治の芝居小屋、花道や奈落回舞台を備えているということで秋田の康楽館を連想しました)で上演され、

2020年秋にふたたび旧廣瀬座で上演予定。

リーディングを見て、言葉に力があって一気に引き込まれるなあと思ってこれをブラッシュアップとはどういうところかなあと思っていました。
 




息子も一緒だったのですが、彼は歴史に興味があり、「人でない者」という表現で差別を受けているシテの現代に忖度しない描き方を称え、

上から目線で申し訳ないのですが、と言いながらこの調子で書いていってください、とまとめました。息子は未成年なので交流会には連れて行かなかったのですが、彼の視点や言葉を認めてもらってうれしかった。

きのうもらった折込チラシから。


コーディネーターの高村明彦さんとは「肴町右往左往物語」(1/27〜2/2 いわてアートサポートセンター風のスタジオ)で共演で、

稽古では高村さんの動きに目を奪われているのですが(ほかの方の出番を見ている時は稽古の意識が飛び観客になりがち…)、交流会で現代時報の自分が好きだった作品について話せてよかったです。あれがすごく好きです!と相手に言えることって楽しいなあ。

自分は大食いファンのひとに見てますとかあの番組見ましたよと言われた時のリアクションがイマイチなので、改善したい。悪気はないのですがふだんは基本テンション低めなんです…。


平田オリザさんの大ファンかと言われると困るが、講演会があったら走って隣の岩手大学に潜り込み、著作はあまねく借りたり買ったりして読み、『幕が上がる』は小説は読んだけどももクロの映画は未見です。高校演劇の大会のシステムについても強豪高校の傾向についても楽しく勉強できました。

このいわて高校演劇秀作選は粒揃いで楽しみです。『幕が上がる』的視点でも楽しみたいと思います。






旧石井県令邸で美術関係の展覧会を見るたびに思ってた。ここでお芝居やってほしいなあ。絶対映えると思うなあ。

その夢がトラベルカフェシアターによって叶えられ喜びです。

今回ファシリテイターの遠藤雄史さん率いるTCTに客演の役者さんもすごく楽しみ。


そして藤原さつきさんのスワンボート第2回公演も楽しみです。

盛岡でお芝居を見るようになったきっかけは当時PTA活動を真面目にやっていた自分が受講した「紙芝居講座」でお隣に座っていた女性から聞いた「もりげき八時の芝居小屋」の「カントリーGG」がきっかけだったのですが、


上演は2012年6月27日〜29日でした。


自分は人生取材の感覚があって、先のことまで考えて行動できないのですが、「取材」したことがいろいろ繋がっていくので、

とりあえず靴に足を突っ込んでから考えようの精神で生きていこうと思った。

交流会では渡辺源四郎商店しんまち本店2階稽古場で見た「召命」に出ていた石岡博之さんに再会し、演劇とは違うチケットをいただく。


柳美里さんにフルの完走タイムをお聞きし(3時間30分!ちなみに自分のベストは4時間44分だ)

長田育恵さんを初め劇作家の方々に大食いについてお話しして感心されたので、なんでもやってみよう精神は大事だ。

月いちリーディング東北2019でお目にかかったみなさま、ありがとうございました。