Part2はなんでもPart1より落ちるものですが、この作品は違う。
ボリューム、院内の人間模様、心理描写、どこをとっても面白くないページは1ページだってない。
前作では対談になっていたカバー裏も期待を裏切らず、みっちり。
アルコール中毒の最中と現在、治療中のフィジカル、メンタルについての自己評価と今後の取り組みなどが書かれているのですが、
「友達」の項目で「いない」、は共感するにしても、
今後もいらない、付き合いたいと思わない、
というスッキリした回答に胸を打たれた。
アルコールをやめて甘いものがふえ、
1週間にインスタントコーヒー100gを消費するカフェイン依存症はどうにかしなきゃと。
別の本で、コーヒーがつねに2杯ないと落ち着かない、とあったのが印象的だったのですが。
前作で登場したアルコール病棟の個性的な人々も深く掘り下げてあり、
特に女王・御木本さんがすきだったので、夜のティーパーティーには笑った。消灯時間からはじまるんだもんね。
性格破綻者みたいな患者が退院のときになぜか四つ葉のクローバーをゴミ箱の上に置いて、彼なりの別れなのふぁろうか、とか。
そのまま描いたらどれだけ重苦しくなるんだろう、というアルコール病棟をおもしろく読ませるためにどれだけ振り絞ったんだろうと思う。
よく血と汗の結晶というけれど、本書はまさしく結晶であります。
何十回となく読み返すことになりそうです、
iPhoneからの投稿


