美術展めぐりと図録の重さ。 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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きのう美術展で買った図録ほか。

ブリヂストン美術館の「色を見る、色を楽しむ。ールドンの「夢想」、マティスの「ジャズ」…

2013年6/22~9/18

は、図録はないということだったので、小学館の週刊西洋絵画の巨匠シリーズのムック本を。

かるいし、絵が大きいし、野獣派の説明にも一目瞭然で使えるかな~と。

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三冊とも浮世絵が多く収められているのですが、

私は本の匂いがすきなので、この勝負は断然、三井記念美術館の「大妖怪展ー鬼と妖怪そしてゲゲゲ」の勝ち!

ちょっと墨の匂いと新しい教科書の匂いが入り混じったような匂い。

(ってどんな匂いじゃ)


さすが自館所蔵の能面の図版がとてもよかったし、水木しげるのカラー原画の図版もよかった。


浮世絵の図版が大きめで見やすかったのは太田記念美術館。

ボリュームと解説が面白かったのはいいんだけど、三菱一号館美術館の「浮世絵珠玉の斎藤コレクション FloatingWorld」の図録は、

浮世絵やロートレックの図版がいまひとつ小さくて惜しかった。



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中原淳一展は公式図録はあったのだけれど、

何十年もファンなのでもうあらかた読んでいたり持っていたりする本と重複するものが多かった。

中原淳一展でいま見たばかりの原画と比べると図版が小さかったのも残念。

点数が多いからしょうがないとも思うんだけど。


この図版ならあっちの本の方が図版が大きくて立派だし、といちいちわかってしまい、

手元に置いておきたかったこの本を図録のかわりにしました。






ところでいまいるのはアキバですが、地図をみたら、荷物がなければかるく走っていける美術館がメッチャ多い界隈。


三井記念美術館、三菱一号館美術館、ブリヂストン美術館、上野も竹芝の国立近代美術館だって、

走って行けばすぐでは。

図録を買わずに見るに徹すれば、って思わないこともないけど、

人は必ず忘れるんですよね。ドナルド・キーンさんは若い頃ずいぶん多くの日本の文学者に会い、話を聴いてきたけれど、

まさか自分が忘れるとは思っていなかったから、聞いたことを書き残しておけばよかった、

語っていて、

私なんか生まれつき忘れっぽいので、図録がなければ見たことも忘れる気さえする。

図録の重さもいいトレーニングだ!


と、強引に思うことにして。


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