震災後の人々が何をたべていたか、数人の役者とシンプルなセットだけの舞台で、
劇的になることを抑えるように、
「3月×日、おにぎり1個」
「きょうもアンパン」
と、朗読劇風に役者が大きめの本開いて読んでいるように劇は進行する。
ひとりひとりが誰からもらった何をたべ、なにを感じたか。
被災地を訪れたハワイアンバーベキューの小錦と曙、じゃなくて武蔵丸だったというエピソード。
そういえば被災地に炊き出しに訪れたタレントさんも多かったなあと思っていると、
「カレーライス!石原軍団!」
などと石原軍団の輝かしい炊き出しを語ったあと、
「都知事石原慎太郎 、」
「天罰!」
という凍りつくような台詞が。照明もブルーになり、ガーーーンという感じ。
淡々と進行すると言っても、死者行方不明者の数や、押し流されたものや破壊された街について、
なかにはお芝居の途中でたまらなくなってしまった観客もいたそうです。
(特に強烈な表現はないのですが、それは震災から2年経ったいまだからかもしれません)
DVDは二枚、楽日の方はあした見ようと思います。
DVDを見ながら、あしたのお弁当の下ごしらえをして、
「ポポポポンもたまには聞きたい」という冗談めかして案外本気のセリフを思い出したりして。
それにしても、乾パン一個の夕ごはん、のセリフは効いた。
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