コンビニで買った「ダンドリくんスペシャル」、
じつはこの有名なマンガを読んだことはなくて、久住昌之の原作のマンガを読むたびに代表作に「ダンドリくん」が出てきて、
むー、読んでない読んでないと思っていたんです。
私はダンドリが悪いというか、ブログをみてもお分かりのように行き当たりばったりで、
自分でいうのもなんだが日頃の行いの良さで神様に助けてもらってなんとかやっている、
ひとです。落語の登場人物が生きてるみたいな感じ。
しかし、ダンドリくん、
ダンドリを考えるのが趣味なだけで、
人間としての要領はむしろ不器用ではないのかと。
ダンドリを考えに考えている間に遅刻しそうになったり、人の流れに押されて電車から降りられなかったり、
女友達のために引越しのダンドリを考えてあげれば、引っ越し屋さんにお任せしたからみんなでの呑みに行こうよとなったり(この女友達が最高)。
ラーメン屋さんでギョーザ、ビール、ラーメンを注文する順番のダンドリ(笑)。
いちおう、チェーンのラーメン店ではこういう時にはまとめて言ってもらっても、ビール(ドリンク)→ギョーザ→ラーメンの順番の提供がマニュアルなのですが☆
外食でビールをいつまでも持ってこなくて、あきらかに作り置きですぐ出せたというだけでサラダだけ持ってきてずーっと放置、
てな店もあったので、さすがにその時は言いましたよ。ドリンクが先じゃないのかなって。
ダンドリくんがそういうお店に入ったらどうなるんだろう。てかこのマンガの半分はそうなんだけど。
ダンドリくんの考案したダンドリに膝をうち、笑い、
そのダンドリをすべて台無しにする外部とダンドリくんの内面の葛藤にまた笑う。
どちらかというと私は豪快さんが憧れだな。文庫本は読み終わったページから豪快にちぎって捨てる。
「持たない男」中崎タツヤさんっぽいですが、中崎さんのスピリッツはダンドリくんに近い気がします。
しかし手ぶらのためには膨大なダンドリが必要で、と呟くダンドリくんの言うとおりなんですよね。
Suica一枚ポケットに入れてランニングで帰りにコンビニですきなドリンクを飲む!
という野望を打ち立ててランに出かけ、
「残金が不足しています」
に泣いたことがあったり。100円玉2枚を入れて走った方がよかったって話です。
ダンドリよく、スマートに要領よくまわりに迷惑をかけずに、
とか思っているのに裏目に。
そこが共感を呼び愛されるマンガだったのではないでしょうか。いろんなマンガで引用されていた「ダンドリくん」と「豪快さん」の二大キャラクターを確認できてよかったっす。
つぎは、
「かっこいいスキヤキ」かな。
(こちらも未読なのでした)
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