国立新美術館のブラッスリー・ポール・ボキューズ・ミュゼ。
私一人なら絶対入らないんですが、
(ひとりならペットボトル飲料片手にダッシュで次々美術展を踏破…ってその状況をモニタリングすると全然うつくしくなくて笑える)
息子は外見はあれでも、内面はすごいおしゃれなのだ。美術展にきたら、優雅にランチをたべたいとうっとり思うお姫様なのだ。
(でもふだんはコンビニやマックや炊きたてしろいごはんで大喜びしているけどね)
というわけで、思い切って展覧会スペシャルコースを1つとることにしました。
それをふたりでわけるわけだ。贅沢なのかみみっちいのか。
最初に前菜としてバタールと、
鳥肉のムースカレー風味が運ばれてきました。
名前はいま適当につけただけですが、カレー粉が少し入っています、とギャルソンが説明していたので間違いない。
もしかしたらガラムマサラかも。わかりやすいようにカレー粉と言ったのかもしれないね。
パンを千切らず、豪快に塗りつけ豪快にかぶりつく息子。
じつはハード系のパンが苦手なんですが、コースをたべられるうれしさに酔っているらしいっす。
バタールはライ麦粉入りで素朴な味わいでした。フランス料理というと、待たされるイメージだったのですが、次々にタイミングよく料理が運ばれてきて良かった~ってランチタイムだからでしょうか。
スペシャルコースは終日のものです。
さて、コースのはじめに運ばれてきたのは、
鴨のフォアグラのエスカロップ 栗南瓜のピューレ添え 白トリュフの香り
黒いドットはなにかなあと思って聞いたら、バルサミコ酢を煮詰めたソースだそうです。絵画的な皿ですよね。
このフォアグラがとろける美味しさだった。口から魂が抜け出るようだ、と息子がうっとりしていました。
フォアグラは人生2度目、3年ぶりですかねー(笑)。
何度も何度も、
僕ここにいることが信じられないよ、
と感激していた息子が忘れられない。
こんなに輝くような笑顔、
って窓辺のいい席だったからですが、
(私は窓辺がすきなので)
東京タワーをみながら、「巨神兵東京に現れる」の話をする。
間違ってないですよね(笑)。
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