「るるぶフィンランド」
こないだの青森県立美術館「フィンランドのくらしとデザイン」展の復習?
のため、借りてきたフィンランドの旅の本。
ムーミンもさることながら、食器と家具とテキスタイルの展示が贅沢でした。
マリメッコのウニッコ、カイ・フランクのプレーンなタンブラーなどの食器、ムーミン、サンタクロース村。
スウェーデンは「やかまし村のこどもたち」をはじめて読んだ時から憧れの国でしたが、
地理音痴にもほどがあるというか、
たったいま、
フィンランドとロシアが地続きだと知りました…なはは。
行く予定のない国や地方でも、
地理の勉強をかねて旅の本を読むのはだいじだなあー、
ってほんとにこんなことでいいのか。
私はファッションにもインテリアにも疎いので、
(北欧の机と椅子の堅牢でシンプルなデザインは気に入ったけど、
いまうちにある家具がそんな感じなのでこれ以上は要らない)
お買い物には興味がないんだが、
アストリッド・リンドグレーンの物語に当たり前のように出てくる、
お隣のアンナとブリッタのうちの湖(湖が個人所有って!)とか、
始終森に出かけてなにかとってくるとか、
日本では体験できない白夜と夏至祭、
フィンランドのサンタクロース村は心惹かれる。
サンタクロースのことを、
フィンランド語で「クリスマスの山羊」というんだそうだ。あのゴージャス?な髭には憧れる。
懸賞に当たるとか、
(こないだ人生ではじめてパリへの旅行券が懸賞で当たった人と話をした。すごい幸運だ。
ただし旅行券だけで宿泊費がかかったという話でしたが、
旅行が当たったからね、と思ったら海外旅行に出かけるきっかけになりそうだ)
なにかがあれば。
余談ですが、私がおお、と思ったのは脚本家の三谷幸喜さんがお父さんを亡くした10歳の時に、これからは二人で生きていくのだから、
という固めの盃じゃないが、それでイギリス旅行に赴き、
小さなシャーロキアンだった三谷少年がロンドン・ホームズツアーを企画構成したというエピソード。
旅行のプランに熱中することが喪の儀式にもなっていたのかなー。
映画「OUT」では最後に倍賞美津子以外の3人が、映画のオリジナルキャラクターの吉田日出子の大型トラックに乗せられて、
オーロラを見に北海道に渡るんですが、
(その北海道のオーロラは昭和の昔に一度出現しただけで、毎年あらわれるものではないのだった)
私はオーロラはそれほど憧れがなくて、
北欧の森と湖とサウナがあたりまえのようにある暮らしに憧れるったら憧れる。
フィンランドのひとはコーヒーが大好きで、ひとりあたりの年間コーヒー消費量が世界第二位なんだそうです。
そんなところで涙ぐみそうになってしまうって一体(笑)。
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