タイトルの「一日古代ローマ人」はもちろん、
「ローマは一日にして成らず」のもじりなのだけれど、
古代ローマ人の一日って、ほんとうに古代なの?ってくらい進んでいますよ?
朝は夜明けと共に起き出し、
(お、健康的!)
一般家庭では現在のフォカッャの原型である丸いパンにニンニクと塩をつけたもの、水。
上流階級ではパンにたっぷりの蜂蜜、卵料理、チーズ、牛乳、オリーヴ、きのうの宴会料理の残りもの、
食後にはブドウやリンゴなど。
市民と貴族たちは午前中にほとんどの用事をすませて午後は演劇や競技を楽しみ、
(なにしろ、パンとサーカスという言葉があるくらい、為政者は市民の人気取りに躍起になって、催事が毎日あったわけだ)
浴場で汗を流し、
日が傾く午後三時から夕食がはじまる。
まあ、なんてヘルシーな一日かしら、
と思いましたが、
古代ローマには食卓をあかるく照らす照明はなかったので。
その姿は寝そべり、手づかみで食事を口に運ぶというもの。
あら、
うちの息子がときどき布団の中でひそかにハムとかウィンナーをたべているのは、
ローマ風?
なわけはないですね(笑)。
豪華な宴会料理の数々もすごいですが、
日常の衣服や化粧など、その暮らしぶりが興味深いのです。
「テルマエ・ロマエ」の予習?として読んだのですが、
ななぜか、子供の頃近所の床屋さんで読んでいた禁断のマンガを思い出してしまったんでした。
梶原一騎原作で、ローマの剣闘士が出てくるやつ。
ではでは☆
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