
原作がすきだったので、借りてきました。
お母さん役が倍賞美津子でちょっと儲けた気が(笑)。
だいたい原作に沿って進むのですが、
やはり映画なので最後にはカタルシスが必要よね。ということで、最後は念願のお弁当屋さん開業。ちゃんと食品衛生士の講習会を受けています。
「のんちゃんのり弁」では弟が常識のない若い女子をいきなりつれてきてイライラしたり、麗華ちゃんに厳しいことを言って泣かせてしまったり、
生きているってこんなんだよなーと思うデコボコばっかりですが、
主演がノーブルな小西真奈美さんだったせいか、小巻、弁当屋じゃなくてモデルをやれ、とつい言いたくなる。あの小巻におばさんの若作り、って罵倒はかなり無理が(笑)。
「強い風が吹いている」。原作は読んでいないです。
たかぎなおこさんの「マラソン1年生」に、ラン仲間と一緒に映画を見に行く場面があって、興味があったんです。
走っている場面がよかった。
走りながらいろんなことを思い出して、振り払うように走ったり、すきな彼女と両想い?と勘違いして頭がお花畑になって笑いながら走ったり、
膝の負傷を抱えながら、タスキをつなげるために走ったり。
最後のあれは夜明けなんだろうか、
青い夜と燃えるような地平線に広がる朝日のなかをひとりで走っている場面があって、そこがいちばんすきでした。
そうか、あのくらい速く走るんだ!とやっと合点しましたが、
長距離
イコールゆっくりながくはしる、
という思い込みから、体は急には変われない。
でもまあ、
48歳でずーーーっと運動不足だった私が走り始めて、
いまも走っている、
だけでもいいかなーと。
ではでは♫