原題は、 THE MONEYLESS MAN A Year of Freeconomic Living
(カネなし男―フリーエコノミー的生活の一年)
新聞(とっているわけではないが、事情があって
毎日新聞受けに入っているのです)の新刊書広告スペースで
タイトルをみて、あ、おもしろそう、と思ったものの
すっかり忘れていたら、図書館の新着図書案内に
本書が。予約するでしょふつー。
私も2009年の秋に1ヶ月お金を一円もつかいませんでした。
といっても、電気ガス水道ケータイ電話パソコンを撤廃したわけでは
ないから、そういう費用はかかっていたわけで。
だからまず最初に考えたのは、
作者はケータイとかPCとか、どうしたのかな?
ということ。
それから、
税金は払ったのかな?
とも思った。税金の話はいまのところ出てこないから、
たぶんそれは金銭授受には当たらない、ということで省いたんだと思っている。
あ、ケータイとネットは切らなかったようです。
この壮大な冒険を世界に発信できないもんね。
お金を使わない方法はいろいろあるけれど、
基本、自給自足。
そしてお金をつかわない=隠遁ではないということ。
彼は多くの人と関わり、技術を学び、労働力を提供する代わりになにかをもらったり、
お金を使わない関わり方を実践します。
これは「週刊モーニング」に連載されている、
守村大さんの「新白河原人」。
「数年前、都会を離れ、山を買い、開墾生活を始めたマンガ家がいた…」
という紹介のコピーがついています。
「冷暖房費0円、年間食費約20万円。東京ドーム一個分の雑木林を切り拓き、
自給自足を目指して暮らすマンガ家の、スローでもロハスでもない奮闘雑記。」
マンガではなく、イラストと文章の形で連載されています。
守村さんのこの連載は気がついたときにはすでにそういう生活になっていた、
ところから読みはじめたのですが、
やはり孤立している感じは受けません。
自分がそういう暮しを選ぶことはないと思いますが、
自給自足の生活を志向するひとの考え方には共感を覚えます。
読み終わったらあらためて感想を書こうと思います。
ではでは♪