少女漫画☆愛しのマンガたち | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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GEOで借りてきたマンガですが、



以前ドラマ化された、



派遣のオスカル~「少女漫画」に愛をこめて



の原作です。



松田奈緒子さんのマンガはおもしろい、と誰かがいっていたなあと

思ってなにげなくパラパラとめくったら、いきなりこれでした。



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ドラマとおなじように、


派遣社員の三沢さんは子どものころからの

「ベルばら」ファン。特にオスカル様命。



ドラマではことあるごとに、


「進撃!!」を心の中で叫ぶ三沢さんですが、


それは意外にも小さなコマだった(笑)。




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おなじ派遣仲間の静田さんと親しくなって、


おうちでごはんをたべながら「ベルばら」話。


ああ、わかるわー。私もアントワネットのあの場面の

あのセリフがすきです。うう。



シングルマザーの静田さんや、体を壊した部長のことが

人一倍正義感のつよい、



「心がオスカル」(by 静田さん)の三沢さんの

背中を押します。




彼女は革命を起こします!



そう、社長にこの現状を直訴したのです、

テレビのニュースで社長がインタビューされる、そのタイミングで。


(その情報を教えてれくれたビルメンテナンスのおじさんは、


ゴミを拾ってくれたのは社長とあんただけだった、と三沢さんに

勇気を与えるのです。くー、いい場面じゃあ)



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そして、この展開。


革命はなったのですね。


三沢さんのデスクには「進撃!」のオスカル様の

イラストが飾られています。



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女子アナの姫川亜弓さん(笑)。



しかしその美貌、才能、そのうえ努力家で下調べも

びっちりする完璧主義が災いして、



親しみが持てない、冷たい感じがする、



という視聴者からのクレームで降板。


しかしさすが女子アナ界の亜弓さん。



彼女はその美貌でへー然とギャグやアドリブをかます

ようになります。ついにキャスターに返り咲きます。



そこへ現れた、一見さえない地味女子の彼女は、


記者あがりの井川さん。さえないなんてとんでもない、


記者賞を何度もとっていて、 政党や企業にも恐れられているというでは

ありませんか。



「あなたがマヤなの?」


「よろしくライバル」


という、この誇り高いセリフ。ああ、亜弓さん、あなたは亜弓さんです。


「ガラスの仮面」の魅力は亜弓さんの気高さで半分もっているようなもの(私的にはです)。


なんてすばらしいパロディなんだ、と思いましたよ。



しかしなんとなく、「チャンネルはそのままで!」の花枝さんみたいでもあります。



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ドラマにも出ていた、売れないマンガ家の俵あんさんです(笑)。



売れないので、売れっ子漫画家の先生のところで

アシスタント中に、ふっとつぶやく、


「麗束薔子」とは誰か。





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アシスタント先の先生と同期デビューの、


しかし当時14歳の、




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魔女。



どんな魔女なのかと思いましたが、



謝恩会で俵あんさんが出会った「魔女」は


びっくりするくらい小柄で、俵あんさんとおなじ

27歳にもかかわらずおさげ髪にオーバーオールという、


少女


みたいないでたち。




しかしそれは心臓の弱い麗束さんが薬の副作用で

ぬけた髪をかくすためのものでした。




麗束先生がマンガにすべてを捧げた一生を終えて天国に召される頃、


俵あんさんはそれまでのハイセンスなマンガをかなぐりすてて、


自分がほんとうに書きたいものはなにだったのかに行き着きます。




え、これ、マンガ?



マンガ家がマンガのなかでこれを書いてしまっていいのか?


と思うほど直截な少女漫画への思いがつづられ、




作者によるあとがきを読むといっそうしみるのでした。



「ハチミツとクローバー」のあとがきにも出ていた、


05年の「YOUNG YOU」の休刊の際の、


読者の怒り、編集者の無念を知り、


「少女漫画は誰のためのものだろう」


という思いからこのマンガは生まれました、とあって、



あー、


レンタルコミックでこんなにいいものを読ませてくれて、


ありがとう、の気持ちです。