君がいない夜のごはん☆お箸いっぽんの心太 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee


こんばんは。



読書の秋、



ですねー。



図書館から穂村弘さんの


「君がいない夜のごはん」を借りてきました。



「きょうの料理ビギナーズ」に連載されていたものを

まとめた食の周辺についてのエッセイ集。


料理、と書こうかと思ったけれど、



穂村さん、料理しないひと(笑)。



そのことをエッセイの中でもなんども気にされているようだが、


お父さんが「ヘタがない苺」を持たせる時点でもうダメです(笑)。




奥さんがそのあらかじめ失われたヘタについて、


どんな恐怖をもったか想像に難くない。あ、穂村さんの

お父さんは料理ができるひとで、苺のヘタを息子のためにあらかじめ

全部とっておいた、という話です。








1962年生まれなんですよね、穂村さん。


ナンシー関とおなじ学年だ…ってどうい比較。



でも1963年生まれだから、やっぱりその前後の生まれ年のひとは

気になるー。うさうさ。







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ところで、


人生って思いがけないときに、



思いがけないところから探していたパズルの最後のピースが




ほらっ、



と差し出されるものですね。





ブログでなんども書いた「花のズボラ飯」のなかに、



ところてんの話がでてくるんですよー。学生時代から仲のいい女友達ミズキは

大阪出身で、ところてんに黒蜜をかける、といい、



単身赴任で別居中の最愛の夫(でもマンガでは一度も姿をみせない)ジロさんは、



「ええっ?箸いっぽんってどういうこと?」


と、花(主人公)が電話越しにびっくりしちゃうような発言をしたらしい。




こちらが気になるじゃないですか!



ところてんなんて、箸二本でもつるつるしてたべにくいものを(と書いて気づいたが、

もうしばらくあれ、たべてないなあ。子どもの頃は苦手だったが、


きらいなものがなくなったいま、ちょっとくらい苦手なものをたべてみたい、

というねじれた欲望があるので、たべてみたい)、





どやって、1ぽん?




と思っていたら、



穂村さんは北海道生まれなんだが、北海道では一本でたべるらしいです。


(私の育った地域特有の、と書いているので、北海道でも一部の地域なのかも)




ああ、ほんとうにあったんだ、箸いっぽん。



ということは、花の夫は北海道のひとなのか。それとも単身赴任先が北海道?


そこはあいまいなままだが、箸いっぽんの謎がとけたのはうれしい。






ところで、私はうさぎ年なので、たまになんとなく気分のいいときに、



うさうさ



と猫のごろごろのつもりで書いているわけですが、




うさぎをなでるときに、



うさうさ。


よしよし。



となでていて、ちょっと笑った。




うさうさ。




食べ物の話をしていて、戦後はじめて「甘い」という観念を知ったという世代のひとと、


すきな食べ物はわんこそば。理由は、



「リズムですね」


という若者。さらに、



メレンゲとかマカロンの



「エアー感かな」


という若い女性。




ほんとうにそんなしゃれたことをいう若者や女性がいたのか!


と思うが、いや、たぶん、


穂村さんの独特の間や余白の使い方がしゃれているのでありましょう。


なんとなく、佐々木倫子のマンガみたいな感じの文体。マンガと文体を一緒にするかという

感じですが。北海道つながりってことで。ムリヤリ?



ではでは♪