
センダックの絵本、「かいじゅうたちのいるところ」が最初はうまの話だったとか、
あのかいじゅうたちは毎週日曜日にやってきては幼いセンダックを怯えさせた親戚のおじさんやおばさんがモデル~たべちゃいたいほど可愛い、が怖かったそうだ~だったとか、
「まよなかのだいどころ」のミッキーは、センダックがすきなミッキーマウスからつけられたとか、
あまりにおもしろくて一気に読んでしまいました。
すきではあるけれど、書いた意図がわからない、
「まどのそとの そのまたむこう」がセンダックが4歳のときに起きたリンドバーグ事件がモチーフになっているというのは衝撃でしたが、
センダックは子ども時代にある暗い片隅や陰を知っていて、
子どもが子ども時代を生き抜くことをテーマにしているのです。
「かいじゅうたちのいるところ」「まよなかのだいどころ」「まどのそとの そのまたむこう」、
この三冊はいまだに分からないですが、分からないところのない絵本はチャーミングじゃない気がします。