毎日かあさん*映画 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee

きのう、2月8日に息子と見てきました。


15:05~の上映時間は、中途半端な時間のせいか、

がらんとしていて、私たちの前には年配のご夫婦だけ。




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西原さんのあのマンガが画面いっぱいにひろがって、


主人公(小泉今日子)がマンガ家で、小さな子供たち、


文治くん(マンガでは鴨志田さんが武力によらず

治める、と言う意味で弟がうまれたらつけようとしていた

名前)とふみちゃんというきょうだいとのバタバタの

毎日からはじまります。


文治くんもふみちゃんも可愛い。

文治くん役の矢部光祐くんはけっこうエグイ場面も多かったんだけど、


ほんとうに自然に演じていて、地?と思うくらいだった。


まさかの「自分の両手をがしがし噛んでテレビを見ていてゲロ」も、


「息子の○○裏はみたくない」(○○はアダルトなので自粛)場面も

やってくれました。


保育園の行き帰りの、自転車かごにふみちゃん、二台に文治くん、も

小泉今日子のかあさんがすいすい、手慣れた感じでやっていて、


「小泉今日子が西原理恵子をやっている」と意識したのは、


「毎日かあさん」のかぶり物人形のとなりでカッポーギ姿で記者会見、の場面だけ。

その場面では髪を全部くくって上にあげちゃっているから、顔がちっちゃくて、

あ、小泉今日子、相変わらず顔ちっちゃ!と思ったんですが、


ほかは誰が誰を演じているという意識が薄れるほど自然だった。


日常の場面も生き生きとして、マンガそのままだったけど、

マンガではあまり出てこない、西原さんがマンガを描いている姿がよかった。


横顔がテレビや本の写真でみたことのある西原さんにほんとうによく似ていて、


映画化するというニュースを聞いた時に「小泉今日子が西原さん」、ちょっとムリだろ、

と思ったのが間違ってました(^_^;)。




病室からひとり出てくるところの後ろ姿、白い長めのシャツにジャージでふらふら歩いているところも

まるでサイバラリエコだった。



小泉今日子については、でも、「東京ソナタ」がよかったし、「マザー・ウォーター」の喫茶店の女主人も

すてきだったので、ある程度期待していたのですが、


鴨志田さん役の永瀬正敏さんに関してはどうなのかなーと思ってました。だって小泉今日子と結婚した当時の

彼しか覚えていなくて、すんごくカッコいい都会的な青年、と思ってたし。

(鴨志田さんがその逆だという意味ではないですもちろん)

あと、映画の記者会見やニュースでやたら、「元夫婦のふたりが夫婦を演じる」と書かれすぎていて、

それも話題作りではあるんだろうけど、逆に、なんか話題性ばっかり狙って、と思ってしまった一因。



「酔いがさめたら家に帰ろう」の原稿を書いている、書こうとするが全然書けない

カモシダさんがビールのウィスキー割を呷って暴れたり、


アルコール中毒の幻覚に襲われるシリアスな場面もよかったけれど、



最後のほうの癌になって、痩せて髪もなくなったカモシダさんの

アルコール中毒を抜けて、穏やかになった姿が特によかった。



痩せて指までほそくなっているんだけど、その手で家族の写真や、

自分のセルフポートレートを撮ったりするんです。


どの場面もよかった。




マンガによく出てくる麦ちゃんと5人の子どもたちも登場したし、

ママ友達の名前がパンフレットをみたら全員、穀物関係なのに笑った。稗田さん、麦田さん、粟田さん。


ママ友達と一緒にピクニックしたり、うちでのんだりするんだけど、柴田理恵がやっぱり上手かった。

ほんの少ししかでてこないんだけど。北斗晶さんもママ友なんだけど、そんなにセリフはなかったけど

いかにもいそうなママ友だった。






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息子は文治くんの年齢がすごく気になっていたみたいでした。


「あんたにそっくりだねー」と言ったら、

ぎょっとしていた。息子的には俺のほうがまだまだ

ふつう、文治くんおっかしー、くらいの感覚だったんだろうなあ。


ふみちゃんはほんとうに可愛かったし、



原作のマンガではほとんど出てこない、ばあちゃん(正司照枝!)が

カモシダさんのことでサイバラさんに意見する場面があって、


ああ、実際に一緒に住んでいたら言いたくなるだろうなあと

むしろリアリティを感じた。




どの場面もほんとうに原作を大切につくられている感じで、

西原さんのキャラクターがぴょんぴょんでてきて遊んだり、


マンガの絵を大きく使ったり(アニメ映画ではないのに)、

していてよかった。



印象に残った場面を書いていたらきりがないので、

また思いついた時に書こうと思います。