T松の池のちかくの市立図書館がしばらくお休みになるまえに
借りてきた本です~。
『前川國男 賊軍の将』 ううかっこいい。なんとなく
私の中でかってに「HEAVEN?」のたくさんのお弟子さんに
お祝いの会をひらいてもらう設計家の先生のモデルになっている…
…「たとえ負けても戦いを挑むことこそ自分たちの役割ではないか、
共に立ち上がろうではないか、という痛切な訴えであった。
ここに、ひとりでも闘う、しかし、志を同じくするものたちの
連帯をこそ求める、という前川の姿勢は明らかであり、」
私がこの一文に連想したのはなにを隠そう、
「スケバン刑事」の麻宮サキだ。なぜ高名な設計家を
フィクションのしかもスケバンと同一ラインに。
でも、スケバンでありながら刑事という矛盾した存在を仲間に
ばらされてしまい、壮絶なリンチを喰らいながらも、
たった一人でも闘う、と決意するんですよ。まあ、マンガだからと
いえばその通りだが、
しかし、本書の中にあった、ある著名な設計家が雨漏りがひどくて困る、
という訴えには小耳も貸さず、設計家は設計までが仕事であってそんなことを
言われても困る、とそっぽを向いたというエピソードにはガツンでした。
絵画はすきだけど、立体物(この括り方がすでにして
なんもわかっとらん感じ丸出しである)は苦手だなーと
思っていた私にしてこれだ。すごくおもしろい本。
まだ読み終わってないけどさ。
この本をいれて9冊借りてきたわけだ。
2月10日から3月29日までアスベスト除去工事のため閉館します、
というお知らせが先月からカウンターに貼ってあって、
貸出のたびにもらうお知らせプリントにもそのことは明記されていたので、
あーそうかーと思ってはいましたが、
今朝予約をいれた本のお返事メールをみたら、
U 田公民館で貸出してくださいね、とあって、なにか一気にさみしくなっただ(´・ω・`)。
書店とちがって図書館って本の定位置が比較的動かないでしょ。
新刊図書館なんてないんだから。いついっても同じ場所にある本、
借りたことはないけど、あそこにはあれがある、というのがすきだったわけだ。
まあ、車があるんだから、T南図書館とか県立図書館を利用すればいいのだし、
いやそもそもあなた、引っ越しだろそのあたり。
あああ。でも本を全部箱詰めしてしまったから
図書館から本を借りて読まないとやってられないんですぅーーーー。
だーっっ(´□`。)て感じですね。
ずいぶん前に、『人の話を聞かない男、地図を読めない女』という本が
はやりましたが、
先が読めないっていうのも、困ったもんです。
私に読めるのは、活字だけのようです。ふはっ!