泊まった箱根ハイランドホテルは、裏手に
「星の王子さまミュージアム」、
徒歩5分のところに
「箱根ガラスの森美術館」
さらにバスで5分で「箱根ラリック美術館」
逆方向なんですが、バスで10分で「ポーラ美術館」
という美術館ツアーにはもってこいの立地であります。
そんでもって、宿泊プランに、
「ポーラ美術館」・「箱根ガラスの森」・「ラリック美術館」のうち、いずれか1つの入館券を差し上げます、
というのがあって、2泊なので2館の入場券がもらえるわけです。
「ポーラ」と「ガラスの森」にしました。
「星の王子さま」と「ラリック」は、箱根フリーパスで割引入場~。
しかしなによりうれしいのは、近いということだ。
というわけで、ホテルの人に近道を聞いて、
庭をつっきって、星の王子さまミュージアムへ。
こんな真っ暗ななかをなぜ?って感じでしょうが、
ほんとは箱根の山道で車酔いしちゃったので、
きょうはホテルでゆっくりすごして、明日2館、あさって2館まわれば
いっかーと思ってたんです。
でも、ホテルの人に、星の王子さまミュージアムは
クリスマス期間は夜7時までやっていると伺って、
こりゃー行く手だろう、と思いなおして、
駆けて行ったわけです。
あたりが暗くても、クリスマスイルミネーションはむしろきれいじゃない?
と思って。
ホテルの庭を突っ切って行く途中で、貸し切り露天風呂が
あって、んー、入りたいなあ、と思うんですねー。
もし裏庭を通らなかったら気づかなかっただろうなあ。
私はなにごとよらず、前もって慎重に詳細にプランニングするという
タイプじゃないんです。出たとこ勝負。
それでもなんとかなるんだから実はたいした強運の持ち主だ、
と自分で思っているわけです。根拠のない自信って大切よ(笑)。
振り返ると、ホテルの明かりがもう遠くになっていました。
星の王子さまミュージアムへの道は、
この鉄の門扉をあけて橋を渡っていくことになっています。
インターフォンを押すと、扉はいま開いていますから、
そのままお進みください、と。
そして、橋を渡って、星の王子さまミュージアムの鉄の門を
開けてもらうと、そこはイルミネーションの庭でした。
もちろん、まっさきに目に入ったのは、
主人公の星の王子さまですよ。
似たような背格好だし、子どもをもった親の常として、
が。
息子は王子さまと並びたくないようだ。
なんでだ。
息子「だって、白目なんだもーん」
…たしかに。
モディリアニの絵がじつは苦手な私にはよく分かる理屈だ(笑)。
さて、息子は星の王子さまと仲良くなれるんでしょうか。
(つづく)