きのう行ってきた、小中合同企画展のおはなしです。
いやーほんとに加工一切なしですから!
こんなに鮮やかな紅葉を、4号線をたーっと
走っただけで見ちゃっていいの?と
思いますもん。
紅葉の庭のなかほどにある、
池がまたかんさびていていいんだ!
水面をつーーーっと泳いでいく鴨がかわいい。
この紅葉のうつろいをNHKのカメラモニターが24時間
撮り続けているのがちょっと艶消しだけどねー(笑)。
盛岡市内小中の合同企画展なんです。
息子がこの夏めずらしくまじめに取り組んでいた
ビーズのタペストリーもありました。
こんな模様だったんですねー。
たこ糸にビーズを通す息子をみながら、
私もたこ糸の先をセロファンテープで補強したり、
この設計図を一本分ずつ切り分けたり、
ここまできたら、これは「秋」だね!と勝手に
推理して息子の楽しみを一気に奪ったり、
手伝っていたのか邪魔をしていたのかわかりませんが、
ふだん放置気味の私がこの夏はけっこう
子どもと一緒だったのはこのビーズのおかげでありましょう。
こちらはクラスの共同制作の、
みんななかよしプクプクプク。
海の生き物たちをひとりひとりが描いています。
息子は…
くじら。
こんなに、ガバチョと口をあけたくじらがいるのか。
そしてこちらは紙コップで作った
おしゃべりさん、という工作。
コックさんというところが食いしん坊の息子らしい。
そしてなぜコックさんがこんなに口をあけているのか。
食いしん坊の果てにコックさんになる息子の将来を
象徴しているのであろうか…(だったらいいけど)。
ほかの学校の生徒がつくった展示にも心惹かれるものが
多々ありましたが、
いちばんすきなのはこの、粘土細工の
小さな神さまたち。
「私の神さま」というタイトルで、中学生の作品でした。
私が連想したのは、若冲の「五百羅漢図」。
なんどもなんども引き返して見てしまった。
こちらの虹も印象に残りました。
まどさんの「虹」が頭にあったせいもありますが、
もうひとつ、ハワイで聞いた虹の「symbolic」な
意味も重ね合わせてしまったのでした。
「ハワイでは虹のイラストつきのナンバープレートが
多いですが、虹にはどんなフォークロアがあるのでしょうか」
と聞いたところ、
「ハワイは多国籍の移住者の島だから、人種や肌の色を越えて、
平等になれるようにという「symbolic」な意味があるかもしれない」
と。
symbolicという英語はそういう場面でつかうんだなーと思ったことを
憶えています。
虹は、ひとつひとつ丁寧に折られた鶴でした。
やはり中学生の作品で、
一目してお分かりのようにこちらは、
ピカソの作品を刺繍で表現したものでした。
ピカソを、というその発想がすてきです。
中学生時代の私にはそんな発想、なかったなあ。
こちらも刺繍作品ですが、そう、ローソンです。
ローソンを作品のモチーフにするあたりは、
ポップアートの巨匠、ウォーホルみたい。
背景を虹にして、丁寧に刺してあるところにも
惹かれます。
こんなお弁当にはやっぱり釘づけです。
いろんな素材をうまく生かして、彩りもよく
組み合わせています。
ずらっと並んださまはけっこう壮観でしたよー。
きらきらしたものがすきなので、このモール人形や
お面の展示もすきでした。
書道も絵画も手芸もありましたが、
いずれもじっくりみていたい気にさせる力がありました。
子どもが小さい頃は手のかかる子どもだったこともあって、
まわりの子どものことまで目が行かなかった気がします。
でも、おかげで8歳になってある程度落ちついてきたら、
息子だけじゃなくて、子どもたちの世界全体に関心がいくようになって、
どの子どもも愛しいなあ、と思ってみてきました。
紅葉のなかの合同展、来年も楽しみです。
そして夏休みの宿題も楽しみだ(汗)!!