こないだ、Amazonでとうとう全20巻がそろった
(Amazonで全巻そろえたんじゃなくて、欠巻を買い足したんです~
絶版になっていたので一時は一冊8000円なんて法外な値段でしたが、
いまは落ちついていてよかった。)
「ヨリが跳ぶ」を実家の書庫からもってきました♪
ああ止まらないよ、「ヨリが跳ぶ」。
全20巻は、週刊モーニングに連載されてたいたのですが、
最初はかなりコメディー色がつよかったんだなあと思います。
ヨリのみならず、登場人物たちがそうとう大歩危小歩危です。
最後の方ではヨリとヨリが連載のはじめから打倒を目標にしていた
梶容子との一騎打ちになって、
まるで武士道でもあるかのような、はりつめた空気がありましたが、
最初はヨリもヨリですが、ヒロコもヒロコだったことを思い出しました。
書けといわれたら、「ヨリが跳ぶ」については、本3冊くらいはかるく書けちゃうなあ。
ヨリは183㎝69㎏という体格なんですが、マンガのなかではそれ以上に
大きく描かれているときがあります。顔がでかくて、大食漢で、
自分の夢をけっして諦めないというヨリがすきだった。
(余談ですが、つい先ごろ、うちの店でクレームを出してしまい
、
当時店にいた全従業員で反省文を書くことに…私があっというまに
反省文を書きあげると、「さすが!」と言われましたが、
これって、喜んでいいのでしょうか。といったら、みなさん、失笑していました
。
クレームはクレームとして、二度と起こさないように心しますが、
落ち込むばかりが反省じゃないと思っているので、
反省文仲間にすこしでも笑いがもたらされてよかったです)
オグリ(主人公大久保ヨリが所属する実業団リーグ。グリコのもじりと思われる製菓会社。
ちなみに、ライバル・ヒロコの所属は国舞リップスという化粧品会社である)の
レギュラーのひとりひとりがすきだし、
ヨリの前に現れるライバルチーム、恩師、チームの監督、バレーボールの寮の食堂のおばちゃんに
いたるまで、みんないいんですよー。
唯一ゆるせんのは、高校生時代のヨリを打ち屋としてなら採用しよう、
と言った国舞リップスの監督だな。
打ち屋として採用、というのがゆるせないのではなく、その後のヨリの目覚ましい
成長を最後まで認めようとせず、
「あの打ち屋の大久保が…」
と見下していたことですねー。ゆるせん。
でもヒロコがヨリに完敗したあと、精神状態がゆるくなったらしく、
監督辞任を余儀なくされたようで、いい気味である。
というようなことで、
ほんとうに隅から隅まですきなマンガです。
しかし実家の書庫(大工の父の廃材利用仕事パート3。ちなみに
廃材利用シリーズにはガレージもあります)に入ると、時間が経つのを
忘れてしまい、
しかもそこから本をもって帰りたくなり、
アパートがますます片づかないという魔の書庫なのだった。
妖怪・実家書庫。
なんとかしてくれ。
