妖子 池田理代子 池田悦子 原作
てっきり姉妹?とか思ってましたが、なにかでまるきりの
他人だと知って驚きました。
そうだったのか…。
妖子の出生の秘密。
それは、
女囚と悪魔の間に生まれた子供ということだった…
笑っちゃだめですよ。当時はオカルト大ブームだったので(たしか)、
書店んで立ち読みしていた私も、とうとう池田えさんがオカルトを
描くかあと思ったもんです。
でもまあ、「ベルサイユのばら」外伝なんかも、オカルトといえば
オカルトですし。
女囚と悪魔の間に生まれた女の子は、
麓家というゴージャスな名前と家柄の家にひきとられることになった。
けれども、ある時血液から人間にはありえない遺伝子が発見され、
両親は妖子を葬り去ろうとするが、
少女の妖子のほうが上手だ。
「ベルサイユのばら」でいったら、ジャンヌかなあ。
ほら、ほんとうはロザリーこそ、貴族の家の娘だったじゃないですか。
それを強引に貴族の娘になりすます方法を探し出して、やってくれました。
ミステリーの要素も濃く、池田作品としては異色作だと
思います。
なお、原作の池田悦子さんの作品は、10歳の時に読んだ、
牧美也子の「非紋の女」が最初でした。