オグリの司令塔・加納加代子 ヨリが跳ぶ17巻 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee

「ヨリが跳ぶ」は連載当初からずっと読んでいたんです。



でも連載物って一度離れると、もう戻れなくなってしまうもので。




今回17巻を読んではじめて知ったのが、


オグリのセッター・加代ちゃんの意外な顔でした。




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個性的な面々が多いオグリのなかで、


いつも常識的でクールなような朗らかなような、



地味キャラ、



だと思っていたら。



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腕まくりしているのが恵さん。ぶっとい腕と、

男言葉が様になっているひと。けっこうすきです。


で、


「相変わらず汚ねぇなあ」


というのは、てっきり、画面下にのうのうと寝そべって

ポテトチップスをほおばっているヨリに向けられた言葉かとおもいきや、



「あ、ヨリもきてる!」というチームメイトの言葉で分かるわけです。



え!


これって、加代ちゃんの部屋なわけぇ?



しかも差し入れにもってきたビールをいきなり、ゴキュゴキュとあけて、


「もう一本いただくね!」


で、鮮やかに飲み干すその姿。ええええええ。



しかし、恵さんに言わせれば、こういうキャラがセッターには向いているそうです。



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一見良妻賢母タイプにみえて、家事は一切やらない、部屋は散らかり放題、

じつは酒豪、の意外性の塊、加代ちゃんだからこそ、



思いがけないところにボールをあげて、相手チームを撹乱できるわけで。




意外性の加代ちゃんは、おなじ課の2歳したの男の子と3年付き合っていて、


出来ちゃった婚でバレー部を去るのですが。


「加代ちゃん、周りを欺くのうまいしね」


と言われる通り、だれもそのことに気づいていなかったのでした。



そしてもっとも意外だったのが、


最後にキャプテン阿久津明美に言い渡した言葉。



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私が産休から戻って来た時、私が戻れないくらい

強いチームになっていてほしいの、と。



「だって私がひっぱってきたチームだもん。


オグリの司令塔・加納加代子の絶対命令よ!」


この自負心を飄々とした仮面の下に隠して、

チームをまわしてきていたのは、


みんなから加代ちゃんと慕われていた名セッターだったのでした。


加代ちゃん、最高!!


こういう、見栄を切る、みたいなコマや台詞が

どうしてこうも上手いんでしょう。


じつはヒラマツ・ミノルのほかの作品は読んだことがなくて、

「ヨリが跳ぶ」だけでものすごく好きなマンガ家なのですが、


表情と躍動する肉体、言葉。


最高です。