私はいまのところ、読売新聞をとっているのですが、
日によって、すごく読みでのある日とそうでもない日があります。
きょうは、けっこう収穫、って感じでうれしい( ´艸`)。
まずは「くらし」面に
「暮しの手帖」創刊者 大橋鎮子さん という記事がありました。
「暮しの手帖」といえば、花森安治名物編集長と連想してしまいますが、
雑誌の奥付に、大きく名前の載っている、
「大橋鎮子」さんって、誰なのかなとずっと思っていて、
30歳頃、なにかで戦後、母と妹を食べさせて行くために雑誌をつくろうと
決め、花森安治に相談にいき、
女の人生は捨てなさい(だったか、結婚はあきらめなさい、だったか)と
言われて、以後あの超個性的な雑誌のために、
雑誌をリュックに入れて、書店を回るところからはじめた、というのを
読んだことがありました。
そして、あのけっして企業広告は入れないという心意気。
あの暮しの手帖の名物企画である、商品テストには、
やはり企業からのクレームもあったようですが、
まえに、森村桂が1,2年勤めていた時に、商品テストで体調を
崩したとあって、その苛酷さの一端を察したものですが、
その商品テストをずっとやりつづけている暮しの手帖社員は
心身ともに強いひとたちなんだろうなあと思う。
いや、自分たちの雑誌にたいする誇りというものだろうか。
90歳の大橋さんは、
いまもお元気で、掲載の写真をみたら、
表情にはりがあって、
90歳で現役ってすごいなあと思う。趣味は
「雑誌の企画を考えること」だそうで、人だかりをみつけると、
なにかおもしろいことがあるのかな、と取材をしてしまう、という。
自伝「『暮しの手帖』とわたし」(暮しの手帖社)を
ぜひ読みたいと思う私でした♪