アルフォンス・ミュシャ展 3  8000件♪ | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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今回の展示の中で、


ひときわ注目を集めていた作品です。


カタログでは、中央部がぽっかり…ですが、

ここに巨大な鏡がうめこまれています。



「ウミロフ・ミラー」 油彩ですが、丸い鏡の周りの金色の薔薇の花と莟と葉っぱの

縁どりまで、じっくりみつめてしまいました。


ミュシャの絵について、いままで、明るい、透明感のある

少女マンガに影響を与えた絵、と思っていましたが、


そして、少女マンガに影響を与えてていたよなあ、

という感想は変わりませんが、


色彩が実際に見ると、印刷されたものとはかなり違っていて、

スモーキーな翳りを帯びた色合いなのでした。


これが私にはけっこう発見で。



あとで、相当ながく立ち読みをしつついてしまったショップで

「ユリイカ」のミュシャ特集を読むのですが、


山本容子さんがミュシャはポスターのイメージで誤解されていると思う、

というようなことをおっしゃっていて、


それも同感なのですが、いや、ポスターですら、実際にみると、

印刷では出ない微妙なニュアンスの陰影があって、イメージが変わりましたから(笑)。



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私は画集の撮影がヘタです。すみません。


でも、図録をみていても、違う、こうじゃない、もっと

複雑なニュアンスがあって…ともどかしくなってくるくらいで…


これは、「ローマの火災を見つめるネロ」。


展示のいちばん最初がこちらで、実際はもっと赤黒い、

暗い色調の絵でした。


ミュシャの絵は、以前もまとめて見たことがあったのですが、

リトグラフだったので、油彩ははじめてでした。


圧倒されました。


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こちらは、墨と水彩で描かれた、


戴冠式:「ドイツ史の諸場面とエピソード」挿絵(下絵)。



ミュシャといえば、あのパステル調の洗練されたアールヌーボーの、

花と星の女性の髪がアラベスク模様を描いている…



と思ったら大間違い!となにものかに頬をひっぱたかれたような、

ショックがありました。


ミュシャの墨をつかった絵ははじめてみましたが、色を使わなくても、

こんなに繊細な表現ができるんだ…と見入ってしまうばかり。






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商業ポスターの一つですが、女性のこの、伏し目がちの視線と、

どこかに矜持を感じさせる口元から顎…


この絵はグスタフ・クリムトの女性たちを思わせるのですが、

いかがでしょうか。



ところで、この記事でブログが8000件に達しました。クラッカー


あやうく、忘れて8001件目を書くところですが、いやまてよ、

とたち戻れてよかったです(笑)。