ブログネタ:雪は好き?
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…みゆきさんのエッセイにこんなのがあったなあ。
…みゆきさんのエッセイにこんなのがあったなあ。
「雪が2m積もったときにも、
あ、雪が積もったわ、というのは言葉に対して
怠惰なのであって、ここは、
積もりやがったわ、というのが正しいのである」
みたいな。要旨はこんなんでした。たしか、
新潮文庫の「愛が好きです」の所収の「魔女のことわざ辞典」。
実家にあるんだけどねー。
積もりやがったわ、という気分が分かる人にしか、
語れないものがあるよなあ。
私は北海道に住んだことはないですが、
津軽海峡~ふーゆげーしきぃーーー♪
の青森で強烈などか雪と数年間格闘しておりましたよー。
積もりやがった!
としかいいようがないですね。
山形の米沢市ですごした18歳から二十歳までは、
寮の自室のクリーム色のカーテンをひいて、
家や木に積もった雪が、こんもりとした白い帽子のようになっているのを
楽しい気持ちで眺めたものだった。
または、しずかに降り積む雪を照らし出す外灯を見るとき。
あー、雪っていいなあ、としみじみ思っていた。
という、気持ちは確かにあるんですが、
雪は同時に、時間も体力もお金も奪っていく、
こわいものでもあったりするんだぜ(>_<)。
あなたは雪かきに一日の半分を奪われる生活をしたことがありますか?
私はあります(>_<)。
それはこんな一日です。
朝4時に起きて、5時半まで雪かきをして、
アパートの駐車場から自分と夫の車を掘り出す。
その後、6時まで朝ごはんを作る。
夫が7時に家を出る(会社まで冬になると、
なんとふだんの倍の時間がかかるのだー)。
そのあと、自分も会社に向うのだが、
その頃になるとまた雪が積もっていて、
朝の苦労はなんだったの、という気持ちになる。
でも、気をとりなおして雪かきを30分くらいする。
会社についても、雪かきをしないと、車が止められない(>_<)。
きょう、すでに3度目の雪かきをして、事務所に入る。
営業の人たちが出社してくる。朝礼や会議があって、みんな
営業車で出ていく。
が、この季節は、営業マンたちから、
「事故っちゃいましたー」電話がかかってくるのが恐怖である…本部に
連絡したり、代車を近隣の県の支店に頼んだり、
やることが増えるんだ!気苦労も増えるし!
代車まで事故ったときは、血の涙がでるかと思ったほどだ!
入金があれば、銀行に行かなくてはならない。
その頃になるともちろん、雪かきなしでは車を出せない。
通算4度目の雪かきをする。そして銀行へ安全運転で行くわけだが、
雪の轍にタイヤをとられて、銀行の営業時間にまにあわない、
という事態だってたまにはあるのだ。とほほ。
銀行からかえって、家に帰るまでの間にも雪は降る。
当然、帰る時も雪かきだ。
そしてアパートの駐車場も、雪かきをしてからじゃないと、
車が止められない状態になっているんだ。
夫のところのスペースもあわせて雪かきをしておく。
はあはあ。もうこれできょうの雪かきはおしまいだ!
通算6回の雪かきをしたことになるんだが、これは
平日バージョンだ。休みの日は、アパート総出で、
物置の上につもった雪を下ろさなくてはならない。
休みの日も、雪に振り回されっぱなしだ。
…それでも、
やっぱり雪はうつくしいとは思う。
雪の結晶を切り紙細工にして、障子に貼ることは
ひとつの憧れだし。
朝に、ひとつの足跡もついていない、銀白の世界を見渡すことの
いいようのない気持ち。
うんざりする、雪かきはもういやだ、雪道の運転はこわい、
と、いいながらも、
雪のない暮しは味気ないだろうと思ってしまうのだ。
雪は、やっぱり、
すきだとおもう。
みなさんは、雪、すきですか?