原作の、ダイジェスト版じゃない『小公女』が図書館の
児童室にあったので、読んできました(・∀・)。
なんで借りなかったかといえば、読み終わっちゃったから。
読むのは速いんですよ^-^)
ただし、下巻だけですけどね。
なんとなく、ずっと、福音館書店の古典童話シリーズにも
入っているような気がしていたんですが、
なかった(>_<)。
ハイジやジョーやアリスやピーター・パンや宝島はあるんですが、
小公女はないのだー。秘密の花園はあったんですけど。
なーぜーだー。
ま、それはおいといて、原作とドラマの違いは、
ミンチン女史と三村千恵子の違いですよ。
ミンチン女史はもう金の亡者だし、セーラが楽しそうに空想しているだけで
殴りつけるし、セーラが「あのひもじい日々」というように、
「飢えたカラス」(妹のアメリア談)みたいに痩せるほど、
こき使う一方で、ささいなことで飯抜きの罰を繰り返す(>_<)。
金井美恵子が、姉・金井久美子との対談で、
「ひもじいってことばも『小公女』で覚えたよね」と
笑っていましたが、ひもじい、って、相当ですよー。
三村学園長は、さすがに、そんな仕打ちはしませんね。
ミンチン女史になくて、三村千恵子さんにあるもの、
それはモラルだと思う。
あんな意地悪三村のどこに、とは思うが、
なんだかんだいっても、一応、教育者ですから、
どこかに品があり、知性を感じさせる…
ミンチン先生はほんとにセーラを虐待する以外、
なんの働きもしていない気さえしますよー。
そう、セーラを責めるときの言葉も、セーラに
内心で見下されて当然な、くだらなさだ。
今回の放送では、三村千恵子のヒステリックな面が影をひそめて、
失くした大切なブローチ(代表生徒である証)のことも、
ほほ笑みながら、大切なのはものじゃなくて、
精一杯がんばったということなのよ、と、
いつもは頭からガンガン怒りつけている妹の笑美子に
語りかける場面なんか、ええー、ソフトバンクの校長先生キャラかい、
と思っちゃうほど柔和だった。ね。
ということで、私も三村千恵子はそれほどきらいじゃないです(・∀・)。