もと姑(ハハ)。 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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義母、と書いてきましたが、いま他人だしなあ。


ま、99%のヨメがそうであろうと思われますが、私も結婚していた

時代はギボが苦手でした。


とはいえ、罪を憎んで人を肉まず、じゃない、憎まず

(漢字変換がだんだん変になってきてますあせる)。


姑としてはいかがなものか、というときもありましたが、

農業の技や、山菜とりや保存食作り、伝統行事食つくりなどでは、


瞠目しておりました~。



秋になったら、もとダン(元ダンナ)が到着するのをまちかまえていた、という

感じで長い竹竿とハシゴを抱えて車に突進してくるんだ。


「柿!」。


で、もとダンは柿の木に登って、柿の実を落とすわけだ。


この大量の柿は皮を剥いて、軒先にびっしり吊るされ、

自家用にも残すけれど、市場に持って行って売るわけだ。


とにかく、小さな体に大きなファイト。


やることなすこと抜け目なく、すばしっこい。


夫に先立たれてから、女手一つで子どもたちを育て、

家のローンを返してきたんだが、農業と土木作業を

やっていたから、


力がじつはものすごくある。砂利をしいて、庭のがたがたを

直したりしちゃう。マネできません。


大量の柿の剥いた皮はカラカラに干されて沢庵に。義母のつくる沢庵はほんとうに

美味しかったです。


胡桃も、どこかの山にいい木があるらしく、誰か運転できるひとと

いって、青い実をたたきおとして取ってくる(笑)。


その実を埋めて腐らせて、川で洗ったのを干すんだけど、

広げると畳2つくらいはゆうにあったなー。


実を割って、中の白い胡桃の実だけとりだして、


これも市場に。うまく取り出せなかった実は、作業をしながら

おやつ代わりに食べていた。義妹はだから胡桃の作業がはじまると、


肌がみちがえるほどきれいになってました。義妹ってたって、

あたしより年上でしたが。ナッツ類が肌にいいって、ほんとうなんだーと

まざまざと。


春は山菜とりにいって、もちろん、市場にも出すんだけど、


大量にとってきたものを、庭で煮てあく抜き。


ついでに、ゴミも燃やしちゃえ。


あちこちから出てきた木やなんやかんやを

燃やしてました。ダイオキシンなにするものぞ。


(こういうところがアレなんだが、そもそもゴミの回収が

遠すぎる地域なので、注意するのは酷な気もした)



塩漬けにして、瓶詰にしたものを持たされたりしまして、

どんだけ採っていたんだろう、という感じだ。


とにかく四季折々にやることがありすぎて、

いつも睡眠不足でイライラしていた(笑)。


いまは笑えますが、当時はでんでん笑えなくて、

あー、またあの家にいって、あーだこーだ言われるんだなーと

思うとテンションが下がりっぱなしでした。


でもまあ他人になってみると、ほんとよくやっていたなあって

感じだ。ああ、他人になれてよかった(笑)。


秋の夜長をむかえると、始終手を動かしながらこたつに

あたっていた彼女をふと思い出す。