きのうは、なんだかんだ夜更かししてしまった私ですが。
食生活アドバイザーの試験範囲をざっと確かめたり、
関連して、農林水産省のHPを見たり、
充実していたのでよしとしました(笑)。
だーらだーら起きているくらいなら、寝た方がましだ、と思うけれど、
起きていたいよー、と思ったら大人なんだし、
じつはきょうは休みなんだし( ̄▽ ̄)=3。
なによりかにより、きのうのハイライトは、
NHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀 井上雄彦SP」ですよ。
ご覧になった方も多いかと思いますが、井上雄彦と
現在連載中のマンガ「バガボンド」における武蔵の孤独な闘いの旅が
重なってみえました。
武蔵を仇敵としてずっと追い続けてきたお杉おばばの最期を、
納得のいく言葉と表情で送ってやりたい、と、格闘しつづける井上雄彦。
もがき苦しんで、最後に原稿用紙にあらわれたのは、自身でも思ってもみなかった
ほどの、やさしい笑みをうかべたお杉おばばだった。
ふできな息子、又八の嘘も卑小さもすべてつつんで、
自らの小ささを認められたおまえは、成長したのだ、と、
ほほ笑むように彼岸の人になったのだった。
作中の人物に寄せる井上雄彦の心にも打たれた。
物語は最終章、いよいよ、佐々木小次郎と武蔵の
対峙の時が近づいている。決闘を描くのか、それは
わからない、と、杳として答えなかった井上さんだが、
答えは彼の筆先だけが知っているのだろう。
いつもは番組の途中でスタジオに戻ったりするのでしたが、
井上雄彦の姿をずっと追って追って、最後の最後でスタジオでの
インタビューだったので、そういう作りも満足のいくものだった。
糸を緩めることなく見られたので…。
「手に負えないことをやる」という井上雄彦の言葉が、いつまでも
胸に響いている。プロフェッショナルとはつねに向上し続ける人、
それが井上雄彦のメッセージだった。
いつも見ている番組ではないのですが、
これぞ、というときは見逃さないようにしています。